こんにちは。林谷です。
今日は『ライティング』の記事構成の方法を、「校長先生の話」から紐解いていこうという話です。
校長先生の話って、眠いよね…
いかに眠気・暇と戦うかしか記憶にない
校長先生の話を聞いて、α波が出たことありますか?
本当、校長先生の話ってなんであんなに眠い、だるい、つまらないんでしょうか(そうでないケースもあると思いますが、僕は出会えませんでした)。『校長先生』に限らず、これまでに受けた偉い人の講話みたいな感じのものは、あまり興味を引くものはありませんでした。
どちらかというと、『隣が寝ていたら、見えないように膝を叩いて起こす』とかいう記憶の方が鮮明です。『おい、膝叩くなよ、俺寝てねえよ!』みたいな。
さて、校長先生の話がつまらないのはどうしてだろう?そう考えました。さらにはこの「逆」をすることによって、読み手により満足してもらえる記事構成のヒントになるのではと深堀りしてみたのです。
では、校長先生の話がなぜつまらないのか。僕なりにポイントを4つまとめてみました。
記事構成のヒントかも?校長先生の話がつまらない4つの理由
①相手が聞きたいタイミングで話していない
1つ目は、『相手が聞きたいタイミングで話していない』ことです。
校長先生が話している時って、こんなタイミングではなかったですか?
◇終業式 → 明日から夏休みだー早く話終わんないかな
◇朝礼 → ずっと立っているの嫌だなあ。早く教室に戻りたい
◇卒業式 → 早くしてくれよ。俺この後Tさんに告白しないといけないんだよ
最後のは若干、苦い思い出入りました。
他にも集会や儀式があると思いますが、どれも『聞き手が“聞きたい”と思える環境にないタイミングで話している』のではないでしょうか。僕が職場で聴いた偉い人の講話も、仕事の一環で仕方なく聴いていましたから、自分の意志とは別です。
これではどんなに良い話をしても伝わりにくいと思います。
②いつ終わるか分からない
2つ目は『いつ終わるか分からない』ことです。
いつ終わるか分からない話って、精神的に負担になりますよね。区切りや節目が見えないというだけで、聞き手の意識も「いつ終わるんだろう?」にかき消されて薄くなりやすいです。
『尺』が見えないと、フォーカスできませんよね。
③聞き手のニーズとは無関係であることが多い
3つ目は『聞き手のニーズとは無関係であることが多い』ことです。
誰もそんな話聞きたいって言ってないよ、という話が多いですよね。もちろんそうでない場合もありますが、眠くなる話の時は聞き手のニーズとは無関係であることが多いのではないでしょうか。
自分たちが聞きたいものではなく、ただ話したいから話しているんだろうな…と子供ながらに感じていたのを覚えています。
④話すリズム・テンポが一辺倒。永遠に同じリズムで話される
4つ目は『話すリズム・テンポが一辺倒。永遠に同じリズムで話される』ことです。
僕個人的には、この4つ目が一番『眠気のもと』です。
何というか、話の内容や話し方そのものに抑揚がないんです。ずっとお経の様に一定のリズムで話されると、頭や目元がボーっとしてきて、話を聞くよりもいかに眠気と戦うかに意識が向いてしまう…なんてことがありました。
これは本人の話し方のクセもあるので仕方ないのですが、聞く側としてはしんどさしかない時もあったものです。
さて、この4つをもとに「反面教師」とし、記事構成の作り方に置き換えて考えてみました。
【記事構成の作り方】4つのポイント
①記事を読みたいタイミングを考える
1つ目は、『記事を読みたいタイミングを考える』ことです。
どんな時期に、どんな時刻に記事を読みたいか。自分のブログに来ている読者の方はどれくらいの時間に活動しているかなどを考えて記事を公開することで、何も考えずUPするときよりも少しは違うのかなと意識しています。
ちなみに僕は原則、記事公開は『16時(午後4時)』と決めています。これは僕自身の経験で、就労移行支援やデイケアの終了時刻が午後3時くらいであること、そこから換算して帰り際でフラッと見てもらえれば…という狙いです。
夜にご覧になる方や週末にまとめてご覧になる方も多いので、さらに公開のタイミングに関しては工夫が必要になるかもしれません。
②極力ボリュームは、具体的に伝える
2つ目は『極力ボリュームは、具体的に伝える』ことです。
この記事自体がそうでないのが申し訳ないのですが、僕のブログ記事『【発達障害】障害者雇用で辛いこと…差別と感じる意外な言動TOP3』や『【ギフテッドの本を読む】子供~大人時代までの考察ポイント7つ』など、具体的に「TOP3」「7つ」などタイトルに数字を明記しているケースがあります。
これはどうしてかというと、『いつ終わるか分からない』負担を和らげるためです。やはり先の道のりが明確なほうが、相手も負担なく読み進められるのではないかと考えています。そのためできる限りタイトルに具体的な数値(=尺)を入れ、それに応じた構成を心がけています。
③SNSの投稿”も”記事の参考にする
3つ目は『SNSの投稿”も”記事の参考にする』ことです。
現在こちらのブログのTwitterアカウントで、色々な障害や気質を持った方の投稿を見ます。その投稿をもとに記事を書くことも考えています。よりニーズを踏まえて書くことで、読んでもらえる可能性が高まると考えていますし、僕自身読者の心理を想像しながら書きやすくなるためです。
”も”なのは、メインの情報源として依存し過ぎないよう、補助的な情報として意識することが大切であるため、”を”でなく”も”にしました。
④テンポを意識する
4つ目は、『テンポを意識する』ことです。
テンポって何だい?と思うかもしれません。僕が意識しているポイントを下記にまとめますね。
文章内の『テンポ』ポイント
◇一つの文のまとまりを、できる限り短くする
◇自分が一方的に話すスタイルを控え、『~と思うかもしれません』のような読み手の心情を想像した文章を組み込むことで、会話スタイルに近い形にする(会話を意識した文章のコツについてはこちらの記事を参考としてください)。
◇「です」「ます」など、できる限り語尾が連続しないようにする
→『~です。~です。~です。…』と続くより、『~です。~ます。~です。』と語尾を変えて文章にも変化をつける。
実際に心の中で音読したときに眠くさせないよう、リズムやテンポもこのような工夫をしています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
このブログでは僕が持つ『発達障害』『HSP』『ライティング』の3つのテーマを軸に、様々な記事をお届けしております。
ライティングに関してはぜひこちら『ジャンル:ライティング』からアクセスして、他の記事もご覧いただけますと幸いです。
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