人との関わりや話し方で悩んでいませんか
発達障害は生まれつき持つ障害である
発達障害は、生まれつき脳の機能に異常(違い)が起きるために起きる障害です。
こちらの記事で自身の体験も含む発達障害についての色々を書いてます。良かったらこの記事を読んだ後に、もしくは読む前の事前準備として読んでみてください。
こちらの記事で自身の体験も含む発達障害についての色々を書いてます。良かったらこの記事を読んだ後に、もしくは読む前の事前準備として読んでみてください。
参考:発達障害を理解する:発達障害とは - 発達障害情報・支援センター
参考:そもそも「発達障害」って?|大人の発達障害ってなんだろう? - 大人の発達障害|NHK福祉ポータル ハートネット
何か知らないけれど、何か周りと『ずれる』…
さて、発達障害はASD、ADHD、LDと様々な種類の特徴があります。特徴の現れ方や困難に感じることはそれぞれですが、共通して困りやすいことに周囲との感覚のずれが起きやすく、コミュニケーションがうまくいかないことがあります。
そのため、何気なく発した言葉で相手を傷つけたり、反対に相手から受けた言葉の受け取り方の違いで悩むなど、周囲とうまくやり取りができないこと苦しんでしまうことがあるのです。
会話がずれているんだれど、話し方や聞き方に問題がある というよりはそもそもの、根本的な解釈が違う。そのために両者の溝を埋めることも難しい。これを1から説明するのって、1から知ることって、結構大変なことです。そのために当事者の方はもちろん、周囲の方も悩むことがあるでしょう。
参考:職場での困りごと全般:困りごとのトリセツ(取扱説明書)|発達障害プロジェクト
参考:コミュニケーションの困りごと全般:困りごとのトリセツ(取扱説明書)|発達障害プロジェクト
自身もコミュニケーションで沢山悩んできた
僕もまた、発達障害を持つ当事者の一人です。
僕が持っているのは上記で挙げたうちの「ASD(自閉症スペクトラム)」を持っています。特定のこだわりや定型パターンを好むことが多いのが特徴で、僕自身もその傾向があります。
僕もこれまでにコミュニケーションで沢山の苦労をしてきました。自覚していることではもちろん、そうでないことの中にも他人を傷つけたことがきっとあったでしょう。
僕が持っているのは上記で挙げたうちの「ASD(自閉症スペクトラム)」を持っています。特定のこだわりや定型パターンを好むことが多いのが特徴で、僕自身もその傾向があります。
僕もこれまでにコミュニケーションで沢山の苦労をしてきました。自覚していることではもちろん、そうでないことの中にも他人を傷つけたことがきっとあったでしょう。
僕の場合HSPも持っているので純粋な比較はできないかもしれませんが、当事者として苦しみ、悩み、学び続けています(HSPについてはこちらをご覧ください)。
仕事での話し方・考え方で、気を付けるポイントがある
今もまだ、僕が『満足なコミュニケーションができているか』というと、微妙です。
ただ、自身の思考や対話の傾向と、「これはしてはいけない」ということだけは理解しているつもりです。
今日はそんな『発達障害を持つ当事者が、仕事においてしてはいけない言動・考え方』について自身の体験を踏まえながら紹介していきたいと思います。
ただ、自身の思考や対話の傾向と、「これはしてはいけない」ということだけは理解しているつもりです。
今日はそんな『発達障害を持つ当事者が、仕事においてしてはいけない言動・考え方』について自身の体験を踏まえながら紹介していきたいと思います。
参考: ASD(自閉症スペクトラム症、アスペルガー症候群)について | e-ヘルスネット(厚生労働省)
【発達障害】仕事でしてはいけない話し方・考え方
①『絶対』『普通』という偏った言葉を使う
発達障害を持つ方、僕も昔そうだったんですけど、何としてでも分かってほしい。という気持ちが強いことがあるんです。
これはそれまでに誤解された経験や、まともに相手にされなかった経験など、
そんな積み重ねから「意地でも分からせたい」。そんな感じで必死になってしまうことがあります。
しかしながら、相手に理解してもらいたいがために、「絶対」や「普通」などの偏った言葉を多用しやすいこと。これが注意ポイントです。あとは「常識」「~に決まってる」とかも同様に注意してください。
これはそれまでに誤解された経験や、まともに相手にされなかった経験など、
そんな積み重ねから「意地でも分からせたい」。そんな感じで必死になってしまうことがあります。
しかしながら、相手に理解してもらいたいがために、「絶対」や「普通」などの偏った言葉を多用しやすいこと。これが注意ポイントです。あとは「常識」「~に決まってる」とかも同様に注意してください。
『絶対そうに決まってる!』『普通はそう考えないでしょ!』など言っていませんか。その場合もしかしたら、無意識のうちに相手にダメージを与えているかもしれません。
これには自分と異なる価値観や考え方がいて、それらと共存する…ということが耐えられないケースや、言い合いで負けないためについつい言葉を強調してしまう…ケースなど、傾向はそれぞれです。
このような言葉を多用することで相手からは、『押しつけがましい』『人の話を聞かない』と思われることにつながりやすいです。
多様な価値観がある場合ももちろんそうですし、仮に選択肢がそれしかない、間違いないというときでも敢えて『絶対』などで強調されると相手を不快にさせかねません。
ですから人との会話をする時は、求められない限り『絶対』『普通』のような一方に偏る強いワードを避けて話すように意識してみてください。
②独壇場。一方的に話してしまう
コミュニケーションにコンプレックスを持っていて、どうしても『上手く話さなければ』と意識していませんか。この『上手く』を相手を絡めて考えられればベストですが、発達障害を持つ人の中には
自分の中で考えた『台本通り』の言葉を、何とか漏れないように言いきりたい。
途中で噛んだりしたくない。恥ずかしくないようにうまく話したい。
こんな感じで話してしまうケースもあるんです。
この場合、周囲の事情を無視して『独壇場』になっている。そんなリスクがあります。この話し方は自分だけ一方的に話してしまうことで、相手の聞く気持ちを削いでしまうおそれがあることを覚えておいてください。
ですからできるだけこれを防ぐには、
◆複数人との会話を避け、1対1の状況で話せるようお願いする
◆うまく話すことよりも、ひとつでも相手の返答に応えた方が良い会話になりやすい
このようなことを意識してみてください。
僕は対話が下手ですけど、何とか注意しながら頑張ってます。ちなみに離れた場所同士でやり取りする『テレワーク』だと、基本的に1対1の会話になります。ですから落ち着いた対話がしやすいかもしれません。
自分の中で考えた『台本通り』の言葉を、何とか漏れないように言いきりたい。
途中で噛んだりしたくない。恥ずかしくないようにうまく話したい。
こんな感じで話してしまうケースもあるんです。
この場合、周囲の事情を無視して『独壇場』になっている。そんなリスクがあります。この話し方は自分だけ一方的に話してしまうことで、相手の聞く気持ちを削いでしまうおそれがあることを覚えておいてください。
ですからできるだけこれを防ぐには、
◆複数人との会話を避け、1対1の状況で話せるようお願いする
◆うまく話すことよりも、ひとつでも相手の返答に応えた方が良い会話になりやすい
このようなことを意識してみてください。
僕は対話が下手ですけど、何とか注意しながら頑張ってます。ちなみに離れた場所同士でやり取りする『テレワーク』だと、基本的に1対1の会話になります。ですから落ち着いた対話がしやすいかもしれません。
参考:テレワークとは?|テレワーク情報サイト
③『こんな自分なんか』など、自らの価値を下げて考える
『発達障害だから』『障害者だから』こんな言葉で、自分の価値を下げていませんか。
例えば仕事を選ぶ時。
『障害者の僕にできる仕事なんてこの程度。可能性は限られているし、仕事があるだけマシ。自分なんかに仕事を選ぶ権利はない。』
こう思うことで、自分のできる選択肢がんどん狭くなってしまうこともあるのです。確かに仕事があることは有難いことです。謙虚な気持ちを持つことも大切です。でも、自分を卑下することと謙虚なこととは違います。
確かに一般的に言う『健常者』よりは仕事の幅は狭いことがあるかもしれません。でも、その時点では発達障害を持つ人が『無能』ということはなりません。むしろ上のように可能性を限定していることこそ、『無能』になりやすいです。そうして無能になるのは発達障害の当事者だけでなく、どんな人にとっても共通していることです。
例えば仕事を選ぶ時。
『障害者の僕にできる仕事なんてこの程度。可能性は限られているし、仕事があるだけマシ。自分なんかに仕事を選ぶ権利はない。』
こう思うことで、自分のできる選択肢がんどん狭くなってしまうこともあるのです。確かに仕事があることは有難いことです。謙虚な気持ちを持つことも大切です。でも、自分を卑下することと謙虚なこととは違います。
確かに一般的に言う『健常者』よりは仕事の幅は狭いことがあるかもしれません。でも、その時点では発達障害を持つ人が『無能』ということはなりません。むしろ上のように可能性を限定していることこそ、『無能』になりやすいです。そうして無能になるのは発達障害の当事者だけでなく、どんな人にとっても共通していることです。
④会話で勝負。相手を打ちのめそうとする
②の『一方的に話す』の項目でも触れましたが、発達障害を持つ人の中には普段の会話を『戦い』『勝負』だと思っているケースもいます。
どれだけ相手を言い負かすかに集中するタイプです。
相手に『勝つ』ためにはどんな御託も加えるし、ひどい場合は嘘や過大解釈も加えて言うときもあるまでエスカレートしてしまうこともあるでしょう。
そもそも会話は『やり取り』なのですが、劣等感や伝わらないストレスなどが重なって、いざ会話の際に『ゴングが鳴ってる』そんな場合があります。
どれだけ相手を言い負かすかに集中するタイプです。
相手に『勝つ』ためにはどんな御託も加えるし、ひどい場合は嘘や過大解釈も加えて言うときもあるまでエスカレートしてしまうこともあるでしょう。
そもそも会話は『やり取り』なのですが、劣等感や伝わらないストレスなどが重なって、いざ会話の際に『ゴングが鳴ってる』そんな場合があります。
会話で勝てば勝つほど、意思が通じなくなります。それだけは、心得ておいてください。
また、普段はそのような傾向がない方もヒートアップした時に必要以上に相手を圧倒しないよう、日頃から心掛けておくと良いでしょう。
また、普段はそのような傾向がない方もヒートアップした時に必要以上に相手を圧倒しないよう、日頃から心掛けておくと良いでしょう。
参考:発達障害専門プログラム ワークブック
発達障害を仕事に活かせることなんて、本当にあるの?
では、反対に発達障害を持っていると何かメリットはあるの?と思うかもしれません。僕自身も当事者ではありますが、メリットは『ある』と考えています。
その良さを最大限に活かすために、僕が心がけていることを紹介していきますね。
その良さを最大限に活かすために、僕が心がけていることを紹介していきますね。
①自分、用途、目的。この3つをはっきりさせていく
まず発達障害を活かすために、僕は3つのポイントを『はっきりさせる』ことを心がけています。
見出しにもあるように、その3つとは
・自分自身 → 得意なことや不安要素の傾向、対策など
見出しにもあるように、その3つとは
・自分自身 → 得意なことや不安要素の傾向、対策など
・用途 → 仕事やスキルなど。活きていく手段
・目的 → その用途をどんな風に活かしたいか
上のようになります。
例えばこのブログに置き換えて説明していきましょう。
『自分自身』について知らなければ、表現が無責任なものになってしまいます。記事を書いていく上で自己理解を深めていくことにもなるのです。
『用途』は、自己理解の末分かった自分の文章能力を活かして、ブログで活きていこうと決めることにあたります。
『目的』は、このブログでどんなことを達成したいのか。将来的な目標をはっきりさせることです。
今考えているのは『発達障害 ブログ』と検索して、このブログが上位10位以内(1ページ目)に上がること。これが当面の目標です。この3つをはっきりさせることで進む道が生まれ、活動するモチベーションも高まっています。
②『これは仕事になるわけない』と思うことを見直してみる
また、『自分にできる仕事が分からない』と悩んでいることはありませんか。
もし今そうした悩みを持っていたら、もう一度自分の経験や趣味、志向の中から、『仕事』について見直してみてください。
もし今そうした悩みを持っていたら、もう一度自分の経験や趣味、志向の中から、『仕事』について見直してみてください。
例えば絵が好きなのにもかかわらず、『現実は厳しい』『絵で収入なんてもらえるわけがない』など、実際の現実を知る前に考えていませんか。『好きなことはイコール仕事にならない』と思い込んでいたら、もう一度現状を振り返ってみてください。
具体的には自分の好きなことでどんな仕事があるか、Web検索などから探してみることもおすすめします。また、普段の生活の中にフラッとチャンスがあることもあります。
ちなみに僕のブログも、本屋でふらついていて思いついたことです。
また、僕は絵を描くことも趣味のひとつでしたが、障害者アーティストとしてこちらのサイトで作品を紹介する機会が見つかりました。公開作品を見てもらうことで、企業から採用をいただき収入を受けることもあります。
ですからどんな趣味にも全部、絶対あるとは限りませんが、『これは仕事にならない』と思い込んでいるものを一度『そうかな?』と疑問を投げかけるところから始めてみてください。事態が好転し始めるかもしれません。
おわりに
【幸せの形は、皆と違っていい】
皆(周囲の人間)と違うことで、どうしても『これでいいのかな』と迷うときがあるでしょう。みんなのように安定していない。みんなのように上手くできてない。
僕もまた、器用に渡り歩けないことでこんなふうにものすごく悩みました。そうした自分を恨んだこともあります。でも今結局は、自分を楽しむために人生はあるもの。そう考えています。
今会社を辞めフリーになりました。しかし『絶対上手くいくんだ』と信じ込みながら、記事作成やアート活動など、やれることを全力でやり尽くしています。
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