HSPとは『とても繊細な人』という意味で、人の性格や気質を指す心理学用語です。病気や障害ではないですが、仕事や日常生活を進めるにつれて受ける情報や刺激が多く、心身ともに疲れやすいなど、障害と同様苦労する面もある気質です。
その一方で表現力や共感性の高さから芸術家や作家、カウンセラーなどの仕事に活かしている方もいます。
その一方で表現力や共感性の高さから芸術家や作家、カウンセラーなどの仕事に活かしている方もいます。
参考: HSPとは | HSP診断テスト
参考: HSPの能力 | HSP診断テスト
参考:CiNii 論文 - Highly Sensitive Person Scale日本版(HSPS-J19)の作成
参考: 日本心理学会第81回大会
HSPの当事者として、拒絶するほど嫌い・苦手なものがある
僕自身も、HSPの当事者として様々な苦労がありました(詳しくはこの記事をご覧ください)。ただ、同時にアート活動やこのブログなど、表現することが得意な点は、このHSPの影響なのかなとも考えているのです。
というわけで、ちょっとだけ僕の作品を紹介させてくださいね。
なので、決して悪いことばかりではないんです。それは分かっているんですけどね、やっぱりHSPの影響でしんどいな…そう思うタイミングもあるのが現状です。
そんなこんなで今日は、HSPの当事者である僕が『拒絶するほど嫌いなもの、苦手なこと』を紹介したいと思います。今回は具体的な対処法などはなく「たまらなく苦手!」をただ連呼する内容です(笑)そこだけはご了承ください。
ですから今回は記事を読んで、『あっ!これ俺もそうだ!』『私コレ分かる』など思ってもらえたら幸いです。
HSPの人って、刺激が強い残虐なシーンやグロテスクなシーンが苦手って診断テストの項目にもあるくらい、思い当たる人多いと思うんです。僕も苦手ではありますが、見出しの『女性同士のドロドロとしたドラマ』と比べたら、不快さは少ないです。
どうして女性同士のドロドロとしたものが嫌いかというと、多くのケースでは表向きでは綺麗な顔しているくせに、裏では汚い、黒いことをしているものが多いからです。この『 ギャップ 』が、僕にとって不快な刺激なんですよ。
林谷隆志『AKATSUKI-NIJI-NO-YOROKOBI』(2019) |
(※もっと作品を見たいというときはこちらをご覧ください)
なので、決して悪いことばかりではないんです。それは分かっているんですけどね、やっぱりHSPの影響でしんどいな…そう思うタイミングもあるのが現状です。
そんなこんなで今日は、HSPの当事者である僕が『拒絶するほど嫌いなもの、苦手なこと』を紹介したいと思います。今回は具体的な対処法などはなく「たまらなく苦手!」をただ連呼する内容です(笑)そこだけはご了承ください。
ですから今回は記事を読んで、『あっ!これ俺もそうだ!』『私コレ分かる』など思ってもらえたら幸いです。
【HSPあるある?】当事者の僕が嫌い・苦手なものいろいろ
①女性同士のドロドロとしたドラマ
どうして女性同士のドロドロとしたものが嫌いかというと、多くのケースでは表向きでは綺麗な顔しているくせに、裏では汚い、黒いことをしているものが多いからです。この『 ギャップ 』が、僕にとって不快な刺激なんですよ。
僕が男性で、女性の心理が分かりにくい…という理由もあると思いますけど、あの満面の笑顔で悪だくみしているようなあの感じ。『こいつ、裏では何考えているんだろう…』って想像しちゃうんです。その想像が、残酷・グロテスクなシーンより遥かに大きく、壮絶なシーンをイメージしてしまうんです。
妻はこういうドラマ、結構好きなんですよね。なのでよく見ようとするんですけど、『気持ち悪くなるから(チャンネル)変えてくれ』ってめちゃくちゃ頼んで、なくなくやめてもらってます。
②人が密集しているところ
これは当事者の方、共感してくれる人多いかなって感じてます。人を見ると、対面すると、僕は多くの情報が『勝手に』入ってくるのです。髪型や服装、持っているものなどはもちろん、
『今どんな表情をしている』とか
『もしかしたら自分に対して不満に思っているのでは』とか
『今あの人はこういう行動をしているから
きっとこんな心理が働いているからなのかな…』とか。
で、嫌な思いをしたくないから最大の準備をするために、あれこれ考えてしまう。まあ、そこまで考える必要ないだろってことを勝手に処理している僕がいます。
こうして一人ひとりから沢山の情報を吸収します。ですから人混みなど人がたくさん集まるところでは、僕は一気にこの作業をすることになるんです。
『面倒ならしなきゃいいじゃん!』そう思う人もいるかもしれません。
でも考えないように意識すると、一旦入ってきたものをキャンセル処理するような感じになり、余計に労力がかかります。
要は、情報が入ってくることは防げないんです。自然に行われていることだから、今現在もこれをシャットアウトするには、1人になるか、心を閉ざして『無』になって歩くかしかない感じに苦しむのです。
例えば渋谷のスクランブル交差点。場所自体は好きですけど、通るだけでも息切れするので嫌いです。分かる人だけの例えですけど、ゲームの『トルネコの対冒険』のモンスターハウスに入った感じです(ゲームをプレイしたことがない方は、とりあえず部屋中にモンスターがわんさかいる状況をイメージしてください)。あんだけモンスターがたくさんいるのに、1匹1匹倒すことになるんで、大変です。
『もしかしたら自分に対して不満に思っているのでは』とか
『今あの人はこういう行動をしているから
きっとこんな心理が働いているからなのかな…』とか。
で、嫌な思いをしたくないから最大の準備をするために、あれこれ考えてしまう。まあ、そこまで考える必要ないだろってことを勝手に処理している僕がいます。
こうして一人ひとりから沢山の情報を吸収します。ですから人混みなど人がたくさん集まるところでは、僕は一気にこの作業をすることになるんです。
『面倒ならしなきゃいいじゃん!』そう思う人もいるかもしれません。
でも考えないように意識すると、一旦入ってきたものをキャンセル処理するような感じになり、余計に労力がかかります。
要は、情報が入ってくることは防げないんです。自然に行われていることだから、今現在もこれをシャットアウトするには、1人になるか、心を閉ざして『無』になって歩くかしかない感じに苦しむのです。
例えば渋谷のスクランブル交差点。場所自体は好きですけど、通るだけでも息切れするので嫌いです。分かる人だけの例えですけど、ゲームの『トルネコの対冒険』のモンスターハウスに入った感じです(ゲームをプレイしたことがない方は、とりあえず部屋中にモンスターがわんさかいる状況をイメージしてください)。あんだけモンスターがたくさんいるのに、1匹1匹倒すことになるんで、大変です。
僕にとって人混みは、そんな疲労を感じる辛い環境なのです。
参考:ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険3アドバンス ~不思議のダンジョン~ | SQUARE ENIX
③周囲が発するネガティブな感情
ネガティブな感情は僕の共感性が強すぎる影響で、周囲の人間と同化してしまっていることから辛くなっている。そう思ってます。感情を見ること自体疲れるのであまり好きではありません。中でも特に怒りと悲しみはその人に乗り移って考えてしまうんで嫌でした。
これは過去に勤めた職場でよくあったんですけど、周囲の社員同士、特に女性社員に多かったのは、よくわからない派閥抗争ですよね。『あいつは誰の味方』だとか、『こいつはあの人を嫌っているから私も嫌い』だとか、そういう感情が嫌でも入って来るんですよ。言葉で言わず、顔だけで伝えていることもありますから。そういった感情の関係性や相関図を、頭の中で作ってるときもあったくらい。身を守るために(近日そのときについても公開します。お楽しみに)
これは過去に勤めた職場でよくあったんですけど、周囲の社員同士、特に女性社員に多かったのは、よくわからない派閥抗争ですよね。『あいつは誰の味方』だとか、『こいつはあの人を嫌っているから私も嫌い』だとか、そういう感情が嫌でも入って来るんですよ。言葉で言わず、顔だけで伝えていることもありますから。そういった感情の関係性や相関図を、頭の中で作ってるときもあったくらい。身を守るために(近日そのときについても公開します。お楽しみに)
これ、けっこう信じてもらえないんですけど、こういうネガティブな感情が『オーラ』になって見える時もあったんです。色は見えないんですけど、『暗い』『明るい』が見える感じ。特に複数の人が関わっているところを見て、その関係性にこの明暗を見ることが多かったです。
あとはリアルな『①の女性同士のドロドロした…』ってケースです。職場でよくありましたけど、チャンネル変えたいくらいでした。
④人の心の痛み
僕があまり見たくないものが『人の心の痛み』です。正直自分が悩むことより嫌ですね。見た時点で、既にこの痛みがリンクしてきます。だから、自分が苦しんだ方が楽って思うときもあるくらいです。
自分が辛い時はどうすればいいか対処法・解決法など、自分でも何とかできることが多くあります。でも、人の苦しみの場合は自分で解決できることが少ない。解決はできないのに、その痛みは解決されるまで延々と僕には伝わってくるのです。
辛くなって助けようとすると『ほっといてよ!』なんて言われたりすることも。であれば悲しむのやめてくれ、僕が倒れるから…そう言いたくなります。
そうやって僕は自分で言うのもあれですが、よく悲しんでいる人を見て、親切に助ける方です。結構悲しませている対象に向けてケンカを吹っ掛けることもしばしばありました。これはその人の為ももちろんあります。でも一番は僕がこれ以上辛くなりたくないからなのです。ある意味その方が、必死になれる一面もありますが。
他人の不幸は自分の不幸。他人の幸せは自分の幸せ。
HSPの影響で、この『他者とのリンク率』が他の人よりものすごく高い。そんな気がしています。僕が良く相談されやすいのは、それも原因なのかな。
こんなメリットもありますが、他者への依存性も強く他人の辛さを見るだけでうつ症状になったこともあるので、これはコントロールしたいところです。
自分が辛い時はどうすればいいか対処法・解決法など、自分でも何とかできることが多くあります。でも、人の苦しみの場合は自分で解決できることが少ない。解決はできないのに、その痛みは解決されるまで延々と僕には伝わってくるのです。
辛くなって助けようとすると『ほっといてよ!』なんて言われたりすることも。であれば悲しむのやめてくれ、僕が倒れるから…そう言いたくなります。
そうやって僕は自分で言うのもあれですが、よく悲しんでいる人を見て、親切に助ける方です。結構悲しませている対象に向けてケンカを吹っ掛けることもしばしばありました。これはその人の為ももちろんあります。でも一番は僕がこれ以上辛くなりたくないからなのです。ある意味その方が、必死になれる一面もありますが。
他人の不幸は自分の不幸。他人の幸せは自分の幸せ。
HSPの影響で、この『他者とのリンク率』が他の人よりものすごく高い。そんな気がしています。僕が良く相談されやすいのは、それも原因なのかな。
こんなメリットもありますが、他者への依存性も強く他人の辛さを見るだけでうつ症状になったこともあるので、これはコントロールしたいところです。
「テレワーク」は僕にとって最適なワークスタイル
上記の嫌いなもの、苦手なものって、人の「温度」を感じる場面に多いです。
僕は前職のライターのときは、テレワークでした。テレワークって、離れた場所で個々で働くスタイルになります。そのため、上のような負の感情を読み取る機会が少なかったです。
僕はテレワークのライターとして1年間働いてきましたけど、情報のやり取りをする手段も、一度に来る情報量も限られます。そのため環境としては最適でした。
それでも辞めたのはテレワークのせいではなくて、相手の人間性だったわけですが(詳しくはこちら)。
ですからHSPの気質で仕事で疲れやすくて困っている…そんな当事者の方には「テレワーク」がおすすめです。
僕は前職のライターのときは、テレワークでした。テレワークって、離れた場所で個々で働くスタイルになります。そのため、上のような負の感情を読み取る機会が少なかったです。
僕はテレワークのライターとして1年間働いてきましたけど、情報のやり取りをする手段も、一度に来る情報量も限られます。そのため環境としては最適でした。
それでも辞めたのはテレワークのせいではなくて、相手の人間性だったわけですが(詳しくはこちら)。
ですからHSPの気質で仕事で疲れやすくて困っている…そんな当事者の方には「テレワーク」がおすすめです。
参考:テレワークとは?|テレワーク情報サイト
参考:テレワークのすすめ - 国土交通省
おわりに
どうでしたか。
「当てはまる!」「えっ!?そんなこともあるの?」いろんな反応があるでしょう。少なくとも、『考えすぎ』『気にし過ぎ』そう言われてきたあなた。気持ち、よくわかります。もし、『他にもHSPでこんなことで悩んでいるよ』というものがありましたら、ぜひコメントか、こちらのTwitterアカウントまでDMしてください。
「当てはまる!」「えっ!?そんなこともあるの?」いろんな反応があるでしょう。少なくとも、『考えすぎ』『気にし過ぎ』そう言われてきたあなた。気持ち、よくわかります。もし、『他にもHSPでこんなことで悩んでいるよ』というものがありましたら、ぜひコメントか、こちらのTwitterアカウントまでDMしてください。
僕の方でお応えできるものであれば、できる限りお返事したいとも思っています。内容をもとに、記事にしてお伝えすることもあるかもしれません(お名前は公開しませんので、ご安心ください)。
では今日はこの辺で。また見に来てくださいね。
コメント