【大人の発達障害】病院・医師との関わりで大切にしている3つのこと

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こんにちは。林谷です。僕は2011年に発達障害のひとつ、『ASD(自閉症スペクトラム)』の診断を受けています。

その診断を受けたのが『病院』でになりますが、今日はその『病院・医師』についてお話しさせてください。

病院で発達障害の診断を受け、現在も通院を継続している

うつ病の治療から、通院が始まった

僕は、2010年3月にうつ病の診断を受けました。これは当時勤めていた職場でのストレスからなるものです(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。

はじめに通った病院は今とは異なるところで、比較的患者さん一人ひとりとコミュニケーションを取りながら診察を行う形式の病院でした。そのため(予約通りの時刻に着いても)毎回自分の番が来るまで、1時間は待っていたと思います。

一年間通いましたが、通っても通っても状況が変わらないので『いつになったら良くなるんだろう…』と不安を感じていました。

最初の病院は、薬が合わなかったために今の病院に変えた

この後、僕は病院を変えることになりました。

なぜ変えたかというと、薬が合わなかったからです。時期が経っても、うつ病の症状であるモヤモヤ感や精神的不安などが緩和されませんでした。このような状態を両親が見て、現在の病院を探してくれた…という流れです。

病院を変えたことで事態が好転し、今に至ります。本当に関係した皆様に感謝します。

病院・医師との関わりで大切にしていることがある

発達障害を持つ人は、二次障害の治療で通院するケースがある

このような状態を経験して、僕は病院・医師との関わり方で大切にしていることが3つあります。今日はこの3つについてお話しします。

発達障害を持つ方の中には『二次障害』として、うつ病や双極性障害を抱えて通院をしている方もいると思います。

『医者にどう話したらいいんだろう…』『(病院に通っても)いつまでも状況が変わらないよ…』など悩んでいましたら、ぜひ今日の話を参考にしていただけますと幸いです。


【大人の発達障害】病院・医師との関わりで大切にしている3つのこと

①自分が一番自分について知っていると理解する

1つ目は『自分が一番自分について知っていると理解する』ことです。

医師の方が知ってるのでは?と思ったかもしれません。しかし医師が詳しいのは疾患や障害についてです。自分が申告した状況を踏まえて医師が診察しているわけなので、より自分のことを正確に伝えないと、正確な治療も受けられないことにもなりかねません。

僕もこの件について『医者は何でも知っている』『医者が診れば状態が分かるだろう』と思っていましたが、この時には何も状態は変わりませんでした。何も申告がないわけですから、現状維持と判断されてもおかしくなかったのです。

ここに早く気づいていれば、もっと職場復帰も早かった(復帰までに4年)かもしれない…と後悔しています。

②受け身にならず、こちらからも主張する

2つ目は『受け身にならず、こちらからも主張する』ことです。

これは1つ目にリンクしていることで、自分が一番自分について詳しいわけですから、医師に自分について『教える』必要が出てきます。

こちらからは自分の情報を伝え、
医師からは治療や改善に向けた情報を聞く。
いわば情報交換といっても良いかもしれません。

僕は最初、診察室に行って『調子どうですか?』と聞かれて、『大丈夫です』『眠気があります』くらいで終わりにしていました。聞かれたことに答えるだけ、でした。こうなるとやっぱり、状況は何も変わりません。情報不足なのです。

ですから医師の質問に答えるだけでなく、回復に向けてまたは治療に向けて自分が感じていることを話す、ということが「主張」になります。

例えば『最近薬を飲んでいると眠くなることが多くなりました。少し薬を減らしてもらえますか?』とお願いしたり、『先週と比べて日中に動きやすくなりました』と報告したりするのも主張です。

こうしてより自分に関する情報を伝えることで、より正確な(薬の)処方や後の診察方針にも影響してくるのではと感じています。

③記録をつける

3つ目は『記録をつける』ことです。

自分の体調がどうなったか記録をつけることで、より医師に伝わりやすい言葉を見つけやすくなりました。

僕はうつ病の治療をしていたころ、手帳に毎朝の状態や天候、その後の体調の変化などを記録していました。こうすると、『先週は○○でしたが、今週は□□でした』と比較して言えるので、とても話しやすくなるのです。

また、簡単な記録として『お薬手帳』も活用しています。過去の飲んだ薬の状況が分かるので『○○の薬の時はどうだった』『○○が増えた時こうだった』など、こちらも比較材料として資料になるのです。

これらを活用して、より医師に正確に自分の状態を伝えられるよう、工夫をしています。


おわりに

いかがでしたでしょうか。

病院はその病院ごとによって、治療の方針や医師の考え方なども違うと言われています。

僕は過去に3カ所精神科を経験していますが、どれも全くカラーは違いました。したがって今日お話したことすべてが当てはまるとは限りませんが、少なくとも『自分のことは自分が一番知っている』ことは変わりない事実だと思います。

医師とよく相談しながら、よりよい向き合い方を、お互いにしていきましょう。



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