【体験談】失敗にも意味がある。受け止め方を学んだエピソード

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失敗の受け止め方についてアドバイスした

とあるTwitterでのやり取りがきっかけとなった

林谷です。
先日、Twitterでフォローさせていただいている『麟太郎(Twitter名:ADHDサバイバー兼パパランナー兼webマーケター取締役なんでも屋さん)さん』とのやり取りで、僕が障害者雇用のときに行った対処法についてアドバイスをしました。やり取りは、こんな感じです。

Twitterのやり取り
画像引用元:Twitter

仕事中、ルーチンワークから外れて動揺していることに対して、お伝えしたアドバイスは

ルーチンから外れたときのルーチン(対処ルート)を知る機会になるかもしれません。

こうお伝えしました。

これは自身の経験から、想定外も想定の範囲内にしてしまうことで『経験』に変わり、後に対応できる幅が広がることを体験したことからお伝えしたものです。

その後状況が改善され、かつブログにまで整理してくださいました。記事内で僕の名前やこのブログも出してくれていて、本当に感謝です。ありがとうございます。

ブログとして完成度も高いなあ…と見とれていたら『良く知っている顔』が出てきてビックリしました(笑)

特にこのブログはADHDに悩む方にとっては有益な情報になるかもしれません。また、ブログとしての完成度も高いので、ブログ運営している方にとっても参考となる可能性があります。ぜひチェックしてみてください。


なぜ、失敗の受け止め方についてアドバイスをしたのか

では、なぜこのようなアドバイスをしたのか気になるということもあるでしょう。

答えは、『失敗の活かし方を大切にしているから』です。

失敗を活かすことで、それ自体を引きずらなくなりますし、成長もできる。かつ、周囲にも努力していることが伝わりやすいと考えています。この積み重ねのおかげで、障害者雇用の際に業務を単独で受けることになっても、冷静にこなせたのではと感じているのです。

さて、こうして『失敗を活かす』きっかけとなった、あるエピソードがあります。

今回は、そうした失敗の活かし方を学んだエピソードについてお話しします。

【体験談】失敗の受け止め方を学ぶきっかけとなったエピソード

警察時代、事務仕事をしていたときに遡る

時期は今からおよそ10年以上前の話になります。

当時の僕は警察官で、部内の事務処理を担当していました。担当は主に勤務管理少しと、旅行経費の処理です。

大きな出張行事の旅行経費の処理で、大失敗をしてしまった

ある時大きなイベントがあって、部内のほとんどの人が長期出張することがありました。当然経費が発生します。

僕は当時単独で、この経費の処理のため作業をしていました。総額は8桁だったのを覚えています。

その中である意味一番ミスってはいけない、トップの方の請求書類作成のときでした。


やってしまったのです。

絶対に再発行できない書類を、シュレッダーしてしまいました。

今でも覚えています。半分くらいシュレッダーされたあたりで気付いて、飲まれると同時に自分の血の気まで飲まれのを

その後上司に『やってしまった報告』をしてからは、丸一日放心状態だったのを覚えています。

自分の失敗をチーム全体でカバーしてくれた

その『やってしまった報告』の後、上司は本当に芸術ともいえるくらいに、素早く的確にチーム内に指示を出しました。内訳はこんな感じです。

○シュレッダー袋から重要書類の切れ端を探す 班

○書類とは別の方法で請求できる方法はないか調べる 班

この2班に分かれて対応するよう指示を出しました。

この対応はこの日1日かかり、結果的に僕はチーム全体の仕事を丸一日止めてしまうことになったのです。そんな僕はこの日ただ、呆然とうろうろしているだけでした。

調査の結果、最終的に『別の書類でもOK』ということが分かりました。その後チームの先輩が車を出してくれて、一緒に取りに行ってくれた…までしてくれたのです。こうして僕が起こした『失敗』は、チーム全体の対応によってカバーされました。旅行費も無事、各人へ支払われました。

失敗を意味のあるものにするために考えたこと。それが『受け止め方』だった

意味のあることにするために、拾ってもらった切れ端は今でも持っている

この時に丸一日かけて拾ってもらった切れ端ですが、かなりの量になりました。つなげれば、書類の3分の2くらいは作れる程度まで拾ってもらったのです。でも結果的に別の書類で済む形になり、事務的には『不要』となった切れ端になります。

しかしどうしても僕は、この拾ってもらった『切れ端=思い』をそのまま捨てることはできませんでした。『この切れ端をずっと持ち続けて、今回の失敗を意味のあるものにしよう』と感じたのです。

ここから、『失敗をどう受け止めるか』を意識するようになりました。

以降、失敗をしたときの対応状況を思い出し、自分の業務に活かしている

これ以降、僕は仕事をする際にこの切れ端をずっと肌身離さず持つようになりました。今は自宅にいるので、家で大事に保管している状態です。

自分が仕事で失敗をしたとき、または他の誰かが仕事で失敗をしたとき、当時の仲間たちの様に対応できるよう、常に『失敗した時の対応』を記録するようになりました。同じ失敗をした、しそうになった時にその対応をすることで動揺しにくくなり、対処もしやすくなったのです。

それに応じて、後輩たちにも同じことを伝えていくようになりました。

このエピソードがあり、それを覚え続けているからこそ、失敗を受け止められている自分がいます。そう感じています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。下の画像の入れ物の中に、当時集めてもらった切れ端が入っています。

切れ端が入った入れ物


もう時間が経っていて、文字が消えかかっていますが『これを忘れるな』と書いてあります。

失敗を受け止めることができれば、意味のあるものにできれば、自分自身もネガティブさが緩和されます。加えて他人が失敗した時にも寛容になり、対応のアイディアも思いつきやすくなるでしょう。

『失敗してはいけない』そう思ってはいませんか。僕自身にも言い聞かせていることですが、どうしても避けられない失敗というものもあります(僕の今回のは、避けられましたが)。そんな時に今日お伝えしたような受け止め方を思い出してもらえれば幸いです。

明日の自分に教えてあげよう、と。

このブログは、「発達障害」「HSP」「ライティング」を中心に紹介しています

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HSP


この3つのジャンルを中心に記事を公開しております。自身の経験をもとに有益な情報となりますよう努めていきますので、今後ともお付き合いいただけましたら幸いです。


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