聴覚過敏で、辛い思いをするケースが多い
特定の音質に対し不快感を持つことで、ストレスになりやすい
こんにちは、フリーライターの林谷です。
発達障害のひとつ『ASD(自閉症スペクトラム)』と繊細な気質が特徴的な『HSP』の両方を持っています。
今日は発達障害を持つ方やHSP気質の方が悩みやすい、『感覚過敏』のうち『聴覚過敏』についての話です。こちらの記事で、僕の持つ感覚過敏について説明しておりますので、併せて読んでいただけますと幸いです。
僕もそうですが、聴覚過敏なことでストレスになり、疲れやすいケースが多いのではないでしょうか。(当事者でない)他の人からすれば何気なく発される生活音や、聴こえにくいような小さな音でも聞き取ってしまって不快に思いやすいですよね。
それによって辛くなったり、疲れて不調になったりしても、周囲から理解されないことで僕も辛い思いをしました。『根性なし』『ガラスの男』『気にし過ぎ』僕もまさに言われたい放題だったのです。
聴覚過敏のストレス緩和の為、ノイズキャンセリングのヘッドホン・イヤホンを購入した
用途や場所に合わせてヘッドホン・イヤホンを使い分けている
このような聴覚過敏によっての疲労やストレスを少しでもなくそうと、僕は騒音をカットしてくれる『ノイズキャンセリングヘッドホンとイヤホン』を買いました。
外出の時や家で作業するとき、眠るときなど、用途によってヘッドホンとイヤホンを使い分けている感じです。
装着するとき、『うわあ、すごい楽!』と感じたメリットが3つあります。今日はその『ノイズキャンセリングヘッドホン・イヤホンを装着した時のメリット』についてお話ししていきます。
あくまでも個人的な感想です。必ずしも全員に同様の効果があるとは限りませんのでご了承ください。
参考:ノイズキャンセリングとは | 使いかたマニュアル | NW-S760/S760BT/S760Kシリーズ | 機種別サポート | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン | サポート・お問い合わせ | ソニー
【聴覚過敏】ノイズキャンセリングヘッドホン・イヤホンのメリット
①バリアを張ったような、守られている感覚がある
1つ目は『バリアを張ったような、守られている感覚がある』ことです。
これは僕の感覚なのかもしれませんが、僕の場合『耳(聴覚情報)』を入り口として様々な情報をキャッチします。そのため、不快な音はもちろん聴こえてしまうことは言うまでもありません。
さらにはHSP気質の方は分かると思いますが、情報が山の様に入って来るのも『耳』を起点としているのです。
この『起点』をノイズキャンセリングのヘッドホンないしはイヤホンで塞ぐことによって、それだけで『(外部の刺激から)守られている』という気持ちになれる感覚がありました。着けているだけでも安心できるのです。
②余計な情報が減り、集中しやすくなる
2つ目は『余計な情報が減り、集中しやすくなる』ことです。
これは1つ目で話したHSP気質、『情報を吸収し過ぎてしまう』ことにもつながります。外部からの音が聞こえにくくなる分、外部からの刺激に対する対応や行動を考える必要が少なくなります。よって、自分がするべきこと、したい行動に集中しやすい感覚があります。
③リラックスする音や音楽を流せば、より深く癒される
3つ目は『リラックスする音や音楽を流せば、より深く癒される』ことです。
外部の音が聞こえない分、より音楽がクリアに聴こえやすくなります。そのため自分が心地よく感じられる音楽や(録音した)自然音などを聴くことで、リラックス効果が高まる感覚がありました。
僕がリラックスできる音については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、併せて読んでいただけますと幸いです。
このほかにヘッドホンに関しては『冬は防寒具にもなる』などささやかなメリットもあります。興味のある方はぜひお近くの家電ショップなどで探してみてください。
ノイズキャンセリングヘッドホン・イヤホンのデメリットはあるの?
さて、ここまでノイズキャンセリングのヘッドホン・イヤホンのメリットをお話ししてきました。では反対に『デメリット』はあるのでしょうか。残念ながら、ないわけではありません。僕が気になるデメリットとして2つ、紹介しますね。
①周囲への注意力が減り、危険になりやすい
デメリットの1つ目は、『周囲への注意力が減り、危険になりやすい』ことです。
先ほどメリットで、耳が情報収集の起点になっているとお伝えしました。そのため不快な情報をシャットアウトできるわけですが、反対に良い情報もキャッチしづらくなるのです。
特に聴覚過敏の場合、僕もそうですが長時間ヘッドホンをして歩いていると、『歩きスマホ』をしているくらいに注意力がなくなります。“アンテナ”の効力が弱っているからです。
そのためいきなり真横に車が来た!みたいなこともありました。耳から得ている情報って多いんだな、と感じた瞬間でした。
このデメリットから、ヘッドホンを着けて出歩く際には、極力安全な大通りなどを通るようにし、普段よりも『目』で、注意深く見るようにしています。さらに長時間着用を防ぐため、数時間に一度は外すことも対処の一つです。
②反対に気になる音も出てくる
デメリットの2つ目は『反対に気になる音も出てくる』ことです。
これはどういうことかというと、外部からの音をシャットアウトする分、体の内部の音が聴こえやすくなるということです。
あくまでもこれは僕の感覚なので、必ずしもそうだとは限りません。ただ僕の場合、自分の足音や心臓の鼓動、呼吸の音、自分が発する声(会話するときは外すので滅多にないが)などが聞こえやすくなることがあるのです。
よって反対にこのような音が気になって、気持ち悪くなってしまうこともありました。
これの対処としては、疲労が激しい時やストレスが高まっている時に多く起きる現象なので、そういった時には心身を十分に休めるようにし、(ヘッドホンなどを着用するような)長時間の外出を避けるようにしています。
おわりに
いかがでしたか。
聴覚過敏だと、なかなかストレスの元を防ぐことは難しいですよね。自分の望まないタイミングでストレスが飛び込んでくることが多いですから、いつ疲れるかもわからない状況というのは辛いものでしょう。
そんな悩みを抱えている時に、ノイズキャンセリングのヘッドホンやイヤホンでその悩みが少し、緩和されるかもしれません。
今回お話ししたメリットとデメリットを参考に、聴覚過敏による悩み解決のきっかけをつかめましたら幸いです。
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