Designed by. T.Hayashitani |
こんにちは。フリーライターの林谷です。今日は番外編『苦しくて辛い時に読んでほしい自作ポエトリー6選』を紹介します。
僕は表現として『絵』だけではなく、『詞(ポエトリー)』にして表現するときもあります。2005年には「バニラパフェ」名義で詩集『Song Of Gymnopedie』を出版したこともあります(現在廃刊。Amazonではこんな感じで販売されています)。また、この本は雑誌『ダ・ヴィンチの2006年1月号で紹介されました。
そんなこともあり、過去にもこちらの記事で少し紹介したことがありますが、自作の詞を掲載しているブログ『Rainbow Cross Section(レインボー・クロス・セクション)』から、『苦しくて辛い時に読んでほしい作品』を6作選んでみました。
本題の前に…
本題の前に、まずタイトルの『Rainbow Cross
Section』について少し説明しておきます。これは日本語で『虹の断面図』という意味で、僕の造語です。自分の好きな虹を違った角度から見てみる=社会や自分の多様な考え方を見直してみるという意味を込めています。
では、おすすめの6作について紹介していきますね。基本的に英語ベースで作っていますが、下に日本語訳もありますので安心してお読みください。
今、苦しくて辛い時に読んでほしい自作ポエトリー6選
Designed by. T.Hayashitani |
①Become(2017年)
1作目は『Become』です。
これは障害を持つ人へ向けたメッセージとして作りました。
『俺たちは“置物”じゃない。受け取るだけじゃなくて、一歩踏み出してあなたも誰かに与える存在になっていい』
こんなメッセージを込めました。障害者雇用の時に特に思っていましたが、ただただ援助を受けていればいいみたいな態度を出されて、生きがいを失ったことがありました。『俺は置物かい?』って思ったんです。
『僕も誰かのために動いてはいけないの?』そんなモヤモヤ感があったんです。そんなことをなくして、どんな人でも与え合うような社会になってほしい。そんな願いを込めて書きました。
詳しく読みたい方は→RAINBOW CROSS SECTION : Become
②10 Times Sensitive Guy(2016年)
2作目は『10 Times Sensitive Guy』です。邦題は『10倍感知Guy』です。
これは僕の持つHSPについての詞です。僕はHSPだと気づく前から、『人より10倍感じやすい』ということを知人から言われていました。そのため、自分は他の人より感受性が強いことはずっと意識してきたことでした。
ちなみに『感知Guy』と『勘違い』をかけてます。人の10倍感知することは勘違いなのかもしれないけれど、その特性を活かして生きていくんだ、という意思表示を叫んでいます。
HSP気質が強い方に、ぜひ読んでもらいたいです。
③『Thousand Cryin』(2016年)
3作目は『Thousand Cryin』です。『1000の叫び』を意味しています。
これは発達障害などを持ち、一生懸命話しているのに『全く気持ちが通じない』『振り向いてもらえない』という思いをしている人に特に読んでもらいたいです。『僕は君に1000回も叫んでいるのに、どうして適当に話す“1”の奴の声に耳を傾けるんだ!?』という叫びをうたっています。
そういった『受け入れられない虚しさ』『人の価値観の不平等さ』などへの思いを詞にして『おい、いい加減気づけよ!』と叫んでいます。
詳しく読みたい方は→RAINBOW CROSS SECTION : Thousand Cryin
④『The Night's Facts』(2019年)
4作目は『The Night's Facts』です。直訳すると『夜の事実』。
これは夜中あれだけ苦しんで悩んでいたことは、実はこんなことだったんじゃないかなという『気づき』を歌っています。『あのときどうしてバカにされていたんだろう?』『どうして僕はひどく言われないといけないのだろう?』という疑問について深く悩み続けてきた『長い夜』の真実について紐解いていこうとする詞です。
⑤『Calm』(2017年)
5作目は『Calm』です。「コーム」と読み、落ち着くことを意味しています。
かつては僕自身もそうでしたが、誰も戦っていないのに妙に常に敵対心をもって人と接する人が周りにいたんです。常に『打ち倒す』『打ち負かす』目をしていて。
僕もそうだったから分かるのは、過去に劣等感を植え付けられるようなことをされると、どうしても常に『借金』抱えているような感覚になるんですね。何にもマイナス面はないのに、『取り返そう』としてしまう。
だからこそ、周囲やその時直面していることに対して『闘争心』を持ってしまいがち。二度と劣等感を植え付けられる目に遭いたくないから。でも実際、そんなに荒々しい場所なんてそうそうないよ。よく見てごらん、ここは落ち着ける場所なんだよということを呼びかけています。
詳しく読みたい方は→RAINBOW CROSS SECTION : Calm
⑥『僕に棲む葉緑体』(2018年)
最後の6作目は『僕に棲む葉緑体』です。これは「おまけ」です。
僕が好きな緑についてずらずら歌ってます。だから緑髪になりました。そんな感じの歌です。気楽に読みたいなっていう方はぜひ読んでもらえると嬉しいです。
おわりに
いかがでしたか。
今日は少し番外編になりました。普段の記事と同じように、またはいつもと違う観点から、何か気づきを見つけてくれれば、それで僕は満足です。
【セットで読むと良いかも】
コメント