【発達障害・既婚】恋愛が苦手。彼女できない時に変えたこと3つ

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こんにちは。フリーライターの林谷です。
発達障害の一つ、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けています。今日は僕が苦戦した『発達障害(ASD)と恋愛』についてお話しします。

恋愛が下手で、よく自分の発達障害を責めていた

僕は今結婚していますが、それまでは全く恋愛下手でした。学生時代に女子から『気持ち悪い』『うざい』『悪魔みたいな顔』と嫌われていた過去を引きずっていて、全く自信が持てなかったのです。

◆婚活やお見合いパーティーに参加しても駄目

◆合コンでは空気が読めず、反省会の議題になってばかり

◆マッチングアプリをやっても見てもらえない

◆何とか付き合えたとしても3ヵ月も続かない

◆最終的には経済的な力がない人とは付き合えない、と言われた

こんな感じでした。正直うつ病の症状があった時も合コンに行っていて、うつ回復後も婚活パーティーや合コンに多い時で週2回くらい行ってました。そのため費用は数十万円くらい泡となって消えていました…。それぐらい『自分に彼女がいない』と言う状況がたまらなく嫌だった記憶があります。

このような恋愛の場面でよく感じたのは、

◆何か違和感がある(居場所がない)

◆「そもそも自分は、この場にいるべきではない」ような『周囲とのズレ』を感じる

◆懸命に話しても、全く相手と噛み合わない

◆恋愛のノウハウを学んでも、ちっともうまくいかない

こんな結果でした。『上手く話せない自分は嫌だ』『きっと空気が読めないせいだ』と自分自身や障害特性を責め続ける日々が続いていたのです。

そうして何をやってもうまくいかないというとき、変えたことが3つあります。今回はそうした『恋愛がうまくいかない時に変えた事』についてお話しします。

これは恋愛だけでなく、状況が一向に好転しないときにも行っていますので、ぜひそんな観点からも参考にしていただけますと幸いです。


【発達障害・既婚】恋愛が苦手。彼女できない時に変えたこと

①出会い方を変えた

変えたこと1つ目は『出会い方を変えた』ことです。

例えば合コンは、僕にとっては苦手な『複数人との会話』があります。

さらに個人の相性や魅力と言うよりは、同性同士の連携なども関わってくるときがありました。こういうところに気を向けることが苦手で、多方向に気を向けることが辛かったです。

一緒に参加した知人からは『格好つけている』『気を張り過ぎている』と良く馬鹿にされていました。

今から考えると、『自分にとって不利な出会い方をしていたな』と思っているんです。敢えて自分らしさを出せない窮屈な環境で出会いを求めても、良さは分かってもらえないなと思いました。

ですから複数人との会話や連携がメインの『合コン』という出会い方を止め、SNSで同じ趣味の人とコミュニケーションを取ったり、友人にひたすら紹介してもらうように頼んだりしました。

とにかく、自分が無理をせずやり取りができる出会い方にこだわったのです。

その結果最終的には別れてしまいましたが、交際にまで発展した女性もその中にいました。


②相手に媚びる態度を変えた

2つ目は『相手に媚びる態度を変えた』ことです。

僕は発達障害や過去に嫌われたトラウマなどがあることで『自分なんてどうせ…』を心の中で連呼していました。そのため相手の期待通りに完全に応えようとする自分がいたのです。

例えばLINEなどの連絡の頻度。僕は結構まめにやり取りをしたいタイプなんですけど、そうでない女性もいますよね。

中には用件があるときだけにしかやり取りしないという女性もいました。正直こういった女性にも好かれたいがために、連絡することを我慢していたのです。

何というか、『連絡し過ぎることは良くない』ということに縛られていた感があります。本来はこうして相手に対して我慢をしていること自体、付き合えたとしても続くわけがありません。

その根本的な部分を忘れ、ただ彼女が欲しくて、『相手の理想をクリアすれば好かれる』と誤解して相手に媚びていたことを止めました。

具体的に言うと、自分が連絡したいペースと同じタイプの方以外に関心を持つことを止めたのです。

今の妻はそういった連絡のペースが合っていたので、精神的にも心配やストレスは全くありませんでした。

これまでのケースを振り返ってみると、やり取りの中で相手に『嫌われるのかな…』という心配をした時点ですれ違いは始まっていたと感じています。その時点で無理が始まっていて、相手にも少なからず圧力がかかっていたからでしょう。

③関わる人を変えた

3つ目は『関わる人を変えた』ことです。

具体的どう変えたかと言うと、自分を低く評価する人などから離れ、共通の趣味など自分が心地よいと感じる関係や、自分を高められると感じる関係になります。

これには合コンの時、参加するメンツがほとんど同じだったことがありました。

今から考えると、メンバーの中で誰一人として女性と仲良くなっていなかったのに、どうして僕だけ『反省会の議題』としてああだこうだ説教を食らわないといけなかったのか分かりません。

結果はみんな同じなのに。

結局は、そうやって傷の舐め合いをしていたのかなと感じています。その舐める格好の材料が自分だったのかなと考えています。僕もそういったメンツにアドバイスを求めていましたから、同罪です。

こうして関わる人がいつまでも同じだと、状況は何も変わらないと感じたのです。そこで自分は得意な絵や芸術など、共通のことを軸に新たな関わりを作るようにしていきました。

僕の場合ここでは恋愛に発展はしませんでしたけど、今でも友人として関わりのある良い関係を築けたことが沢山ありました。

『弱さを見せ、寄り添える』関係が大切なポイントなのかもしれない

妻には、全てを諦めた満身創痍の状態で出会った

ここまで方法をお話ししてきましたけど、今の妻に会った時にははっきり言って『最悪の自分』だった思います。その日はハロウィンでしたから、

悪魔みたいな顔です
どうも、悪魔みたいな顔です。

上の写真のような格好をした吸血野郎の妻への第一声。『俺…もうだめだ』です。完全な血液不足ですよ。

でも、これまでで一番肩の力が抜けていたのかなと思います。結局パートナーって、最高に弱っている時でも寄り添えるかどうか、見せられるかどうかが大事なのかなと、今は思っているのです。

今回お伝えした3つの方法で直接の結果には結びついてはいません。しかし、自分自身を少しずつ変える材料にはなっていたと思います。

◆もし、同じ出会い方に固執していたら

◆もし、同じように合わない相手にも媚び続けていたら

◆もし、同じように自信を無くす人と今でもつるんでいたら

今の妻と出会わなかったか、出会ったとしても関心を持てなかったかもしれません。確実に、僕自身のどこに自信を持てばよいのか見えなかったと思います。

自分が何者で、どんな人と向き合えばいいのか、変える前までは全く知りませんでしたから。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

どうしてもコミュニケーションにコンプレックスを持っていることで、恋愛に関しては自己嫌悪の元でしかなかったこともあります。なんかうまく行きそうだなとデートに行ったら、謎の宗教の勧誘をされたことが2回ありました(うち1回は僕の誕生日デートです)。

一時期はマッチングサイトも、3つくらい掛け持ちでやってました。全く成果はありませんでしたが。

そんなこんなで何もかもうまくいかず、『どうせ俺はモテないんだ』の連続再生が何十年と続いたでしょうか。

今回お伝えした方法をそのまま実践しても、もしかしたら恋愛には発展しないかもしれません。しかし、いつまでも悪いスパイラルから抜けたい、と思っている方はぜひどれか1つでもトライしてもらえたらと思います。


【セットで読むと良いかも】


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