障害者支援サイトのWebライター時代、記事の構成作りに悩んだ
こんにちは。フリーライターの林谷です。僕は過去1年間、障害者支援サイトのライターとしておよそ700件以上記事を書き続けてきました(仕事の流れについてはこちらの記事で紹介しています)。それ以前にクラウドソーシングでもライター経験はあったものの、やはり記事の構成を考えることに、はじめはとても苦労したものです。
ライターのスキルアップの為、記事構成を学ぶ対策を行った
記事の内容が自分も当事者である『障害』とはいっても、やはりどんな流れで記事を書いていくか、より多くの方に見てもらいやすい記事にするにはどんな構成をした方が良いのか。沢山悩みました。
僕が良いと思っていても、クライアント側(企業側)が納得するものでなければ、記事としては成立しません。そこで僕はよりクライアントが求める記事の構成を考えていくために、ある『対策』を8カ月間継続してきました。
それが、『記事構成記録ノート』です。
『記事構成記録ノート』って?
では、僕が記事の構成を学ぶ際に活用した『記事構成記録ノート』についてお話ししていきましょう。
記事構成の記録に使用したノートは?
まず使用したノートの種類について説明しておきます。どのノートがおすすめかはあくまで参考ですが、今回はこのノートを基準に説明していきますね。
使用したノートの特徴
○無地の方眼紙
○用紙サイズはC5(手帳と同じくらいの大きさです)
僕はこの2つの条件を満たしていた上の画像『REFILL C5 こと録ノート』を購入して作業をしていました。手帳サイズにしておくと持ち運びもしやすいので、場所を選ばず作業できるのでお勧めです。
画像引用元:【楽天市場】<C5>「cotoroku C5 REFILL」こと録ノートC5 リフィル [こと録][方眼紙][フリーダイアリー][日記][メモ][ノートブック][自分ノート]:ラ・アプス |
どんなものか詳しく見てみたい方はぜひこの記事を読んだ後、こちらのショップサイトをチェックしてみてください。
ノート自体は楽天市場などオンラインで購入できます。また東急ハンズやLOFTなどの雑貨店でも売っているケースがあります。
また、今日はこと録ノートを紹介していますが、ノート自体は自分で見やすいものを選べば何でもOKです。
【Webライターのスキルアップ】記事構成ノートの書き方
では、具体的な書き方に映っていきましょう。まずは下の模擬画像を見てください。
(ご自由に使用してください) |
細かい説明を先にお伝えするより、今回用にイメージ画像を作りました(仕事で使用したものは見せられないため)。見出しの内容自体はギャグですので真似しないでください。
では、ポイントを一つずつ説明していきますね
ポイント1:図のように線を引き、3つのパートに分ける
まず図のように線を引き、1ページを3つのパートに分けます。
各パートは以下の通りです。
ページ上(画像②)
→ 検索キーワード(2組)、タイトル、公開時のタイトル(公開後変更があった場合のみ。緑色で) ※色は黒以外なら自由
ページ左下(画像③)
→ 記事の構成。大見出しと小見出しを流れ順に記載
ページ右下(画像④)
→ 記事の公開後、変更のあった見出しや構成があった場合記載。誤字脱字が見つかった際のメモとしても使用
使用ページは片面(表面)のみ
まず、上の画像のように使うのは片面(表面)のみです。このノートは両面ともこのような方眼紙になっていますが、感覚としては表面に上の画像のような記録を行い、裏面は上司からの指示事項や検索順位、その他特記事項などを書くフリースペースとして使っていました。
後半は指示事項も少なく問題もなくなっていたため、そのときになってやっと両面を使用するように変えています。
ポイント2:投稿(作成)時と公開後で分けて書く
これは特に最初のころ、まだニーズに適した内容を書けなかった際などに、クライアントが文面や構成を調整したうえで公開することがありました。
いわば、自分が作った時と公開されているもので異なる点があるわけです。それを見比べてどんな点に注意すればよいか検討する為に、投稿時と公開後で分けて記載していました。
ページ左下部分には、投稿時の記事構成を記録しておく
左下(画像③)には、自分で書いた記事の大見出し、小見出しを番号付けして順に記載していきます。例えば絵のように「1-1」であれば『大見出し1つ目の、小見出し1つ目』という感じです。
この流れを記載することで、記事の大まかな流れを覚えることにもつながりました。後々別記事の関連記事として候補を考える際にも役に立っています。
ページ右下部分には、公開後変更のあった見出しや構成を記載する
右下(画像④)には、公開後見出しの文面や構成(見出しの配置や順序)に変更があった場合、緑色で書いていました(黒と違う色であれば何でも良いと思います)。
ちなみに画像真ん中にある青線の矢印は、投稿前の大見出しにはそぐわない小見出しの内容であったために、別の大見出しの小見出しとして移動していた、ということです。
僕はこの作業をこのノート6冊分、記事数にしておよそ400件分書き続けてきました。おかげで記事の流れを掴みやすくなったことはもちろん、記事同士の関連性や類似した記事にならないような工夫などにも活用できたのです。
自身のスキルアップを確認して、ノートの作業を終了した
冒頭でこの作業を「8カ月継続した」とお話ししました。なぜ9ヶ月目でやめたのかというと、記事を書くことそのものの負担が大きくなり、かつそれ以外にも意識しないといけないことが増えてきたため、次第に間に合わなくなっていったからです。
・9ヶ月めの時点で、記事構成を組み立てるスキルが身についていたこと
・かつ、作業負担を減らすこと
この2つの理由からこのノートの作業は終わりました。今でもこのノートは保管していますが、このおかげで記事を書くスピードが早くなったのは事実です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
ライターとしてスキルアップするために、半ば勤務時間外でも『自分への投資』として、8カ月間『記事構成記録ノート』の記載を続けてきました。
ちなみに僕はこだわって『こと録ノート』を使い続けてきましたが、自分が書きやすい・見やすいものであればどんなノートでもOKだと思います。さらには紙媒体でなく、データファイルとして保存しておいても良いでしょう(これも記事構成まではないものの、ざっくりとした記録をやってました。また別の機会にお話ししますね)。
ぜひこれからWebライターの仕事をしてみたい、という方のスキルアップのきっかけに慣れれば幸いです。
【セットで読むと良いかも】
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