【ライティングの仕事】『リライト』とは?主に取り組んだ作業7つ

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こんにちは。
フリーライターの林谷です。

今回はテーマ『ライティング』の作業の中から、『リライト』についてお話ししたいと思います。

このブログも悪い点を修正し、
起死回生、リライトして
意味のない想像も 意味を成す原動力
そんな全身全霊を与えられる記事にできたらいいですよね。

意味が良く分からない人は、こちらから
『ASIAN KUNG-FU GENERATION』の『リライト』を聴いてみてください(歌詞を見たい方はこちら) 。

とまあ脱線しましたが、今回は

◆ライティングの『リライト作業』とはどんなものなのか

◆僕がリライト作業で取り組んできたことは何か

この2点についてお伝えしていきます。

僕がライターとして1年間、企業から雇用を受けておよそ700件の記事を書く一方で、
同時に過去の記事のリライト作業も行っていました。2カ月くらいで100件弱くらいだったかな…。その時に行ったこと、意識していたことなどを踏まえて紹介していきます。

【ライティングのお仕事】『リライト』とは?

そもそも、『リライト』とは、どんなものか知っていますか?
何となく『書き直しっぽいこと』とは理解しているかもしれません。

しかし、具体的にどんな作業をするのかまでなると、『???』となってしまう方もいるのではないでしょうか。

リライトは、

ユーザーがどんなものを求めているか、どんな形であれば読みやすく、分かりやすくなるかを考えて、既に投稿したブログ記事を新しく書き換えること。
参照:ブログのリライトとは?ブログをリライトする方法について|SEOラボ

これが、リライトです。

誤字・脱字を直す…あたりは想像しやすいと思いますが、それ以外にも検索エンジンにより上位に表示されるようにするため、「SEO」を意識した記事の見直しをするなども含まれてきます。

検索エンジンの規定、いわば『検索上位に表示されるコツ』は不定期に変わることがあります。それまで上位にあがっていた記事でも、規定が変わることでランクダウンしてしまうこと…よくあります。僕も前の職場でライターをしていたとき、経験しました(僕のライティング経験についてはこちらの記事をご覧ください)。

こうした検索エンジンのニーズに沿って見直すことも、ブログやサイトの運営には必要なことなのです。そのための作業の一つが「リライト」です。では、具体的に取り組んだことについて見ていきましょう。

参考:ブログのリライトとは?ブログをリライトする方法について|SEOラボ
参考: SEOとは?SEOの基礎知識について|SEOラボ


【ライター業務】リライト作業で主に取り組んだこと

①記事で伝えたい『テーマ』が、現在の企業の意思に沿ったものかどうか見直す

これは記事全体に関わることであり、SEOなど検索上位に表示される目的とはちょっと違います。

しかしながら、とても重要な作業です。何故かというと、企業は常に変化や成長をしていくものになります(ない企業はそれはそれで問題だと…)。

ですかその当時にベストだとして記事にしたものでも、数カ月経った今ではテーマや方針が変わっている。こんなことを僕も経験しました。やはり今もっとも新しい、うちの企業では、こんなことを伝えたいです!というメッセージにするために、文章表現を書き直したりすることがありました。

正直SEOには関係がないので、企業からはここに時間を割くことを嫌がられましたが…。
大事なことなので、それでも時間を作って直したものです。

②参考リンクなどのURLが、正しくアクセスできるかどうか見直す

URLの入力ミス。
僕も結構やってしまうのですが、よくあります。

多いのはURLの文字が抜けていたり(特にhtml などの最後の l がなかったり、『“”』の量が多かったり…)、違うサイトのURLを貼ってしまっていたりなどが多かったです。

結構タグを入力するのが面倒なので、既存のワンセットをコピーして作業をします。しかし注意していないと、直すのを忘れてそのコピーしたURLのままになってたってこと、結構ありました。

また、このような入力ミスを見つけるのはもちろんですが、サイトって『知らぬ間に閉鎖している』ってこともあるんです。

住所案内を見てその場所まで行ったら、既に空き地だった…リアルで例えるとそんな感じです。このようなことがないためにも、もう一度URLが正しく遷移されるかどうか確認します。

民間のサイトは上のようになくなるリスク、内容が変わるリスクが高めなので、僕はよく政府機関や医療機関など、公共団体のサイトURLを優先していました。この修正作業のリスクを減らすためです。

③添付している画像の「Alt」内に、説明文を入れているか見直す

この「Alt(オルト)」とは、画像を添付した際に使用される構文の中などに含まれているタグです。

例えば

ユーザーの端末では画像が正しく表示されなかったとき、

目の不自由な方などが音声案内を聴きたいとき、

こういった時などのために「Altタグ」の「 “” 」の中に説明文を入力することによってこれが適用されます。

こういった部分からも、検索エンジンによってユーザーへの配慮がなされているかを判断される可能性が出てくると考えられているのです。

この作業、僕の中で結構大変な作業でした。全く入っていないところから始めると、適切な言葉を考えるところから始まったので。

また、余談ですが画像に関しては記事のテーマに合わない画像を変更するなどもしていました。男性の体験談なのに女性の挿絵が使われていたり、これ全然当事者の心情じゃないよね、のようなユーザーが記事の内容に入り込めないと感じた画像を徹底的に直したことがあります。

挿絵を使うなら、絵本のように画像だけでもある程度ストーリーがつかめる形にしないと…とコツコツ作業していたのを覚えています。

参考: alt属性とは?altタグの基礎知識について | SEO用語集 [ナイルのSEO相談室]

④誤字脱字、誤った表現方法がないかどうか見直す

これは基本中の基本ですが、逆にここに固執し過ぎてSEOに関する作業がおろそかになってしまう。これの方が問題だったりします。

1文字1文字細かく見ていると、他の作業に使う時間が無くなりやすいからです。

僕はそうならないように、あくまでも他の作業中に文章を見ていく流れの中で、『あれっ?』と見つけたものを訂正する。くらいの感覚で直しました。

こういうところにこだわるよりは、新しい記事を書いてより注目されるチャンスを増やす方が、ビジネスにおいて必要な場面もあるのでは、と僕は受け止めています。

⑤コピペ確認ツールを使用して、コピペと検知された文章を見直す

こちらの記事でも紹介していますが、コピペは、永遠に『NG』なことでしょう。

要は他の方の「パクリ」ですから。どんなに検索エンジンの規定が変わってもパクリOKにはならないでしょう。ただ、意図的にコピーしていなくても、偶然他のサイトと同じ言葉になってしまったということもあります。僕もそういった経験があり、文体や表現を変更したことがありました。

そのときもこのようなツールを活用して、コピペとみなされる文章があるかどうか確認する作業をしました。特に知っていることではなく調べて記事を書く場合は、『オリジナル』の表現が分からず普遍的な表現になりやすいですから、このコピペには注意が必要です。

⑥検索上位に上がりやすいワードに切り替える

これは僕の経験上ではあまりしていませんが、大切な作業のうちの一つです。過去勤めたライターの仕事では、大量の記事の検索順位が下がってしまっていたので、このような大幅な変更が伴う作業は、時間がないとできなかったため、あまりできませんでした。

ワードを修正するためには、さらに検索上位になりやすいもので、かつ適切な言葉を探さなくてはいけない。この両方をクリアしたワードって、新作書くときもそうですけど、結構悩みます。

このブログも、これしっくりくるワードだなあ…と思いつつも、検索されやすいワードを選ぶ過程で泣く泣く変更したものなども多くあります。そういう『ワード』を選ぶ作業、過去ライターの仕事の中でとても辛かった作業のうちの一つです。

クラウドソーシングでタイトル制作100個の仕事。僕にとって、「1000本ノック」になりました。

⑦その他サイト内の機能の追加、変更作業をする

最後にお伝えするのは、そのサイト内で加えたい機能の追加や、変更を加える作業です。

例えば、

◆新しくサービス紹介のタグを貼りたい

◆記事のカテゴリやハッシュタグ(カテゴリタグ)などを追加したい


など、サイト全体の層を厚くするための作業ですね。

これも余談なんですが、SNSなどの投稿でつける『ハッシュタグ』。これ考えるのが、すごく苦手です。『#○○さんとつながりたい』とかありますけど、きっと活かせるものなのでしょうけどやっぱり意味が分からないんです。

たぶん僕自身あまりハッシュタグで探さないからだと思いますが、今後見てもらいやすいタグを研究していこうと思っています。

そんな意味でツイッター投稿では予想以上に緊張している僕がいたりします。『実際にどんなものか見てみたい」というときは、こちらの『GreenHeadの解放区』Twitterアカウントからアクセスしてみてください。


おわりに

いかがでしたか。

やはり発言する立場、発信する立場である以上、それを受けてくれる人のことをどれだけ考えているか、それを考えるのはライターの責任だと思っています。

このブログでもこれまでの経験を活かして、公開までに最多で『3回』は見直しています。一度にこんな多くの項目を見ようとすることは、僕にはできないため、部分ごとに分け繰り返し見るようにしているのです。

ですからライターとしてリライトをする際には、どんなポイントを修正するべきか企業やクライアントと相談しながら、ポイントを絞って作業していくとスムーズにできます。

ぜひ、作業の参考としてください。



【セットで読むと良いかも】


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