【ライティング・SEO】発達障害ブログでの『権威性』について考えた

ライティングと発達障害アイコン

こんにちは。フリーライターの林谷です。今日はライティングのうち、『発達障害の記事』についてお話しします。

『Webライティング』と『SEO』は深く関係している

SEOって? 

Webライティングをするうえで、この『SEO』を知ることは大切なポイントとなるものです。そもそも『SEO』、これは『検索エンジン最適化』を表した略称で、簡単に言えば検索エンジンで上位になるために必要なコンテンツを高めるコツ…みたいな感じです。

こちらの記事で、僕がクラウドソーシングや雇用を受けてライターをしていたころ、どんなSEOに関する取組みをしたか紹介しています。これからライティングを始めたいと思う方はぜひ見てみてくださいね。

参考: SEOとは?SEOの基礎知識について|SEOラボ 
 

SEOを紐解くと、主に3つの要素が大切とされている 

SEO…とだけ言ってもどう書いたらいいか分からないよ!と思う方もいるでしょう。もう少し掘り下げて説明していきますね。

このSEOに沿った『質の高いコンテンツの要素』として、3つのポイントがあります。それが

◆専門性

◆権威性

◆信頼性

この3つです。これらを意識した記事を書くことでより検索上位に上がりやすい、質の高いコンテンツとして認められやすい…と考えられています。

さらにこの3つの要素の英訳の頭文字をとって「E-A-T」なんていう略称もあるので覚えておいてください。

いつか最高の自分に生まれ変われる日が来たら、その意味が分かるのかな。それは『ELT』でしょ

参考: General Guidelines
参考: E-A-Tとは?SEOにおける重要性について|SEOラボ
参考:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド - Search Console ヘルプ


専門性、権威性、信頼性って?

「E-A-T」3つの要素の概要を紹介 

どうも僕、こういう難しい言葉にはイライラするんです。『~性』とか『~的』とか、良く分からないカタカナ言葉を並べたり。実際は違うかもしれないけれど、何か頭のいい人だけ分かればいいよって突き放しているように感じます。それなので、自分なりにこの3つをかみ砕いてみよう。そう思ったんです。

専門性 

専門性』は、
『その知識についてどれだけ深く、広く紹介されているか』という指標です。

例えば『風邪』について記事を書くとしたら、素人の僕なんかより内科の先生や健康番組の公式サイトなど資格やスキル、経験のある方の記事の方が『専門性が高い』となります。

信頼性 

信頼性』は、簡単に言えば『ユーザーに嘘を言うような記事ではない』、『ユーザーに信頼してもらいやすい』ということです。

その記事の情報を読むことで本当にためになるか、ユーザーの知りたいことを正確に伝えられているかという質を求められます。

例えば僕なら、『風邪には、ヨーグルトが効きますよ』って記事を書いても、僕にその効果があるというだけで、読んだ人が試すには『本当かな?』って思いやすいですよね。ですから誰が見ても『ためになるな』と思える、そんなコンテンツが『信頼性の高い』記事と言えると思います。

権威性 

で、最後に『権威性』。その記事やサイト、もしくは記事を書く著者が、どれだけその知識に関して社会から認められたものであるか。これを示す指標です。受賞歴や実績、客観的に見て分かりやすい資格なども含まれるでしょうか。

要は、その手の知識で偉い人かどうか、すごいということがサイト内から分かるかどうか。
このあたりの指標を指すと考えています。


発達障害ブログで『権威性』を高める方法について考えた

専門性、信頼性を高めるために、『発達障害』を選んだ 

そもそも僕がブログのテーマの一つに『発達障害』を選んだのは、自身が当事者であり、経験という信頼に基づいてお話しできると思ったからです(僕が持つ発達障害についてはこちらの記事をご覧ください)。

当事者の僕だからこそ言えること。それがあるのではと考えています。専門性信頼性。ここまでは、僕なりに導き出した答えがあり、それに基づいて記事作成を進めています。

発達障害にとって『権威』は何に当たるのだろうと考えた

そして残りは『権威性』です。発達障害の記事にあっても、もちろん権威性が高い方がより検索されやすい、質の高い記事として認められます。簡単に言えば、発達障害について一番詳しい人(と認められているの)は誰なのか、ということです。

…ということで、実際に『発達障害』などのワードで検索し、どんな記事やサイトが『権威性あり』として認められているのか検証してみることにしました。


【ライティング検証】『発達障害』関連の検索いろいろ

検索ワード:発達障害(単語のみ) 

検索エンジンで、『発達障害』とだけ入れて検索してみました。

上位に出てきたのは

◆医療機関の症状の紹介

◆厚生労働省など政府機関からの症状紹介

◆発達障害情報・支援センター(専門機関)

これらが上位に上がっていました。
(2020年5月現在)

上位の中に個人ブログや関連企業のブログなどはなく、『診断する立場』『公的に支援する立場』これらにあるポジションが『権威性が高い』と認められているのかもしれません。

参考:発達障害について | メディカルノート
参考:発達障害とは(症状・原因・治療など)|ドクターズ・ファイル
参考:発達障害を理解する:発達障害とは - 発達障害情報・支援センター

検索ワード:発達障害 仕事 

次に、『発達障害 仕事』で検索してみました。ここに検索上位で出てきたのは

◆障害者支援企業のブログ記事

◆就職支援企業のブログ記事

これら『障害を持つ当事者の仕事』におけるプロが多く紹介されていました。
参考:発達障害の方でも向いている・できる仕事について解説! | atGPしごとLABO
参考:発達障害者の雇用まとめ ~特性、雇用状況、採用・定着のポイント~|障害者雇用の基礎知識【チャレンジラボ】

検索ワード:発達障害 当事者 

発達障害 当事者』で検索すると、当事者のブログが出るかと思いきや、『当事者』へのサポート機関や『“当事者”支援』にかかわる政府の報告書などが表示されました。

その中で『発達障害バー』を作ったという方のブログ。このサイトのみ、当事者ブログでした。
参考:大人の発達障害当事者のためのピアサポート Necco(ネッコ)
参考:発達障害者の当事者同士の活動支援の在り方に関する調査報告書 厚生労働省
参考: ADHD当事者の僕が「発達障害バー」というお店を作った理由 - メシ通 | ホットペッパーグルメ


発達障害の中でも、『当事者』に特化する必要がある

さらに分野を絞って『権威』『信頼』を保つ工夫が必要 

ちなみに当事者の記事が多く出てきたのは『発達障害 ブログ』でした。

確かに発達障害といっても

○診断や診察をする役割

○社会進出の支援をする役割

○障害特性について研究する役割

○当事者(自分)


など、関わり方によってジャンルが分かれますよね。なので、「当事者」である僕が医学や研究、仕事の方面で言えるのは経験の範囲内』だと思っています。

分かりやすく言えば、与える側」でなくて受ける側」でしか言えないということです。それを超えて記事にしてしまうと仮に調査して事実を話しても、「本来の与える立場とされる」、実際に自分の知識として紹介できる医師や関連機関には勝てないわけで。

事実、前の障害者支援サイトでどんなに関連のサイトから調べて、それを引用として掲載して、文面に注意して書いたとしても、検索上位に上がることはなかったんです。この時に、自分なりに限界を感じた瞬間でもありました。

医師や知識人などとは言え当事者がこれだけ苦しんでいるのに、そうでない方の情報の方が信頼されるなんて不公平だよ…そう嘆きたくもなりました。

ですから『当事者でしか書けない』こと。ここに特化して記事を書いていくことが必要なのかなと感じているのです。そういう意味では、せっかくカウンセラーの資格を持っているので、読み手と寄り添えるような、相談し合っているような記事ができれば、質が高いと思ってもらえるのかな…そう願うばかりです。

おわりに 

今回はWebライティングを行う上で大切なポイントとなる、『SEOの要素』についてお話ししました。僕自身、権威を持っていないと判断されることは悔しいですけれど、それは受け入れていくしかありません。

僕だけが言える確かに言えること。その一つが僕にとって「発達障害」だったわけです。ライティングやブログ記事作成、発達障害の当事者のために少しでも良い情報を提供できるよう、僕、頑張りますね。

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