こんにちは。
ハイリー・センシティブ・グリーンヘッドの林谷です。
今日は、僕も特徴として持っている『HSP』についてお話しします(なお、僕の持つHSPについて詳しくはこちらの記事をご覧ください)
HSPの僕は、会話でイライラするタイプが決まっている
HSPは、繊細な気質を持つ人の意味であり、診断テストを受けることで分かる
HSPは繊細さが強く現れる特徴を指す言葉です。HSPかどうか判定する方法は心理学の研究に基づいた、こちらの診断テストなど簡単なアンケート形式のテストを受けることで分かります。ちなみに僕がこのテストを受けた結果、-52点(HSP気質弱い)から140点(HSP気質強い)のテストで114点(非常に強い)でした。
結構昔に受けたテストだったので、今日もう一回受けてみたらこの通り、
127点に増大してました(Twitterでシェアしましたが、この後129点が出ました)。
ちなみに、テスト内容や順序は同じです。違うのは僕の心理状態のみです。繰り返し受けているのは、自身の精神状態を測るためになります。
このテストはこれまでに数回試してみましたが、『100』を切ったことはありませんでした。また、20問程度のアンケート形式のテストでは、9割は該当しています。
HSP気質の影響か、会話でイライラする人のタイプがある
さて本題。
タイトルの通り、当事者のである僕の個人的な意見ではありますが、接していて『合うなあ』と思う人と、『関わるだけで疲れる』『イライラする…!』という人にはそれぞれ傾向があります。
必ずしも今回お伝えするタイプが、HSP全体の傾向かどうかはわかりません。ただしHSPの苦手とされる特性に当てはめて『NO』なタイプの方なので、うなずける方もいると思います。
タイプの紹介のあとに、僕なりの人との関わり方の工夫についても紹介しますので、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
ではまず、『イライラする人』から『3タイプ』紹介していきます。
【HSP】僕が接していてイライラする、不快になりやすい人の『3タイプ』
①心情や要望などが曖昧で、考える機会が多いタイプ
1つ目は、
『心情や要望などが曖昧で、考える機会が多いタイプ』
です。
これは僕だけかもしれませんが、ストレート過ぎる刺激的な言い方をする人よりもこのタイプが苦手です。理由は
◆相手の心理について考える手間が増える(そうでなくても頭の中一杯なんだから…)
◆正しい・きれいな人間を見せようとしているが、実際は腹黒いギャップに具合が悪くなりやすい(裏ではこいつ何考えているんだ…?)
っこの2つです。とにかく想像の余地を作られてしまうと、相手が思う以上にあれこれ考えて疲れてしまうことが多くありました。
一日中その人の言動が繰り返し頭の中で再生されて、『このときの心理はどうだったんだろう…』『自分の行動でいけないことはなかったか』気になって眠れないということも多く経験しました。
そうしてその先のストーリーが出来上がってしまいます。自分にとって最悪の展開になるような。
②声の『トーン』『音階』『リズム』が不快なタイプ
2つ目は
『声の『トーン』『音階』『リズム』が不快なタイプ』
です。
僕は人と話すとき、相手の声の『トーン』や『音階』、『リズム』をものすごく気にします。相手の話し方の中で、トーンの変化や少しでも荒い部分を見つけると、すぐにシャットアウト…なんてこともありました。これは僕が違和感に敏感で、強いダメージを受けることが多くあったからです。例えば、
『林谷さんそういえばあれやってました?』
こんな感覚で語尾がやたらと強い人、なども『気に障るトーン』のタイプです。本人からしたら意図なくしてそうしているかもしれませんが、僕は『語尾を強めたのには何か理由があるのでは…?』『何か自分が悪いことをしたのでは…?』と想像が始まってしまいます。出ない答えに対して延々と答えを探してしまう「負のスパイラル状態」です。
ちなみに方言などのイントネーションとこの『不快なトーン』の違いは感知します。したがって方言でのイントネーションで同じようになっていても不快にはなりません。
また、同じ言葉でも、
『林谷さん、そういえば、あれ………やってました?』
こんなふうに言われたら”………”の謎について、徹夜できる自信があります(要らない自信…)。
こんなふうに会話に「妙なタメ」があると、『何を今迷ったんだろう?僕に対して何か良くないことを考えているのかな?』と不安になるので、あまり関わりたくないタイプです。
これもちなみに、話すのが苦手でタメてしまう人とそうでない人は、感覚的に違いをキャッチしています。
高圧的な話し方は『論外』
この「トーン」のケースで最も激しい例が『高圧的な話し方』です。これはもう、論外です。よく店員さんに文句を言うような人、いますよね。外出先でそんな声が耳に入ったら、すぐ『警戒センサー』ロックオンです。
聞こえただけで僕が言われたのと同じダメージを受けるので、全国の心当たりあるみなさん、やめてもらいたいです…。
③文字のやり取りで『!』を多用するタイプ
3つ目は
『文字のやり取りで“!”を多用するタイプ』
です。
僕自身、一年間テレワークのお仕事をしてきました。職場とのやり取りはほとんどチャットで、文字のやり取りです。文字のやり取りは傾向として機械的、冷淡に感じやすいこともありますが、そうと知りながらも攻撃的に受け取ってしまうことがありました。そのインパクトが僕には強すぎるのです。
この職場の方のメッセージの癖がこの『語尾に“!”を使う』ことでした。
ただ、本人は明るいテンションや『いいね!』のような感覚で送っているとは思います。それも分かっているのに、その『!』がどうしても攻撃的に感じてしまうのです。なんか怒鳴られているイメージがどうしても、抜けなかった。『止めてくれ』というのは罪悪感があったので、我慢していました。
気になるとたまらない気質、当事者の方であれば分かってもらえると思います。辛いですよね…
では、気を取り直しまして、反対にHSPが強い僕が『この人合うな』『楽だなあ』と感じる人を紹介していきましょう。
【HSP】僕が接していて心地よい、合う人のタイプは?
考える必要がない、言葉の真意が明確な人
合う人の特徴は1タイプです。
『考える必要がない、言葉の真意が明確な人』
です。
僕には妻がいますが、妻もこのタイプになります。『何も考えなくていい』これが僕にとっての最高の「癒し」なのです。そうでない人とは、常に心理や意図について延々と考え続けてしまいますから。向こうから答えを教えてくれるなら、またはキャッチしやすいのなら、それに越したことはありません。
また、僕が聞くことではっきりと言ってくれる人でも『合う』ほどではありませんが、不快にはなりません。
実は、ここを『思いを口にする人』にしようか『言葉の真意が明確』にしようか迷いました。しかし最終的に『言う人の中に怪しさ(裏)を感じると、不快になることがある』ということで、『言葉の真意が明確』にしました。
HSPの僕が人と接するときに気を付けている『3つ』のこと
最後に、HSP傾向の強い僕が人と接するときにどんなことに気を付けているかを3つ、紹介していきます。どこか一部分でも当事者の方にとって参考になることができましたら幸いです。
①初対面のときは、できるだけ多く自己開示をする
1つ目は
『初対面の時は、できるだけ多く自己開示をする』
ことになります。
これはどうしてかというと、2つ理由があります。
○こちらから自己開示をすることで、相手も自身について話してほしいから
○最初に言わないと、後々あれこれ考えすぎて言いそびれるリスクが高くなるから
この2つです。
妻と交際し始めたその日に、僕は自身が発達障害を持つ人間であることなどを話しました。こうやって早いうちから言っておくと、後々が楽なんです。妻だけでなく、同性の友人なども最初から『ここはこうするから』『僕はこういうのはちょっと苦手』など、プロフィールに近い形で話していきます。
こうして最初に話してしまえば、後になって『この行動はいったいどんな意味があったんだろう…』と悩むケースが格段に減りました。
②事実より想像が先行するような人とは関わらない
2つ目は
『事実より想像が先行するような人とは関わらない』
です。
接していても真意が分からないような人であったのが、ある程度話して真意が分かったこと…。これまでの経験の中では、ありません。むしろ話せば話すほど分からなくなる方が多かったです。『イライラする人』の一つ目『想像する量が多いタイプ』であることがよくありました。
特徴としては依存的で、会話の中で『相手に自分の答えを引き出してもらおう』と接してくる人です。自分の意志を言葉で伝える労力を省いて、表情や声のトーンなどの『ヒントだけ』出すような人、想像が先行するような人とは関わらないようにしています。
これは自身の心身への負担を減らすための、最大限の工夫です。
③嫌いな人と仕事で関わるときは、相手でなくその仕事に関わる人や対象を想像する
3つ目は
『嫌いな人と仕事で関わるときは、相手でなくその仕事に関わる人や対象を想像する』
ことです。
嫌な人とは関わらないほうがいい…とはいえ、仕事などではどうしても関わらないといけない場面がありますよね。
僕にもそんな場面はありました。職場に『感情のお漏らし』をしている人がいて、関わるうえで精神的に負担がかかる人がいました(詳しくはこちらの記事で紹介しています)。
かといって何もかも拒絶してしまうのは、社会人としてあまり良いことではありません。それによって迷惑がかかる人もたくさん出てきます。
ですからこのような迷惑がかからないために関わることも必要になってきます。そういった『嫌いな人の仕事に関わる』とき、僕はある工夫をしています。それがこの、
『相手でなくその仕事に関わる人や対象を想像する』
なのです。
分かりやすく、例を挙げて紹介します。
【嫌いな人と関わるときの想像の切り替え事例】
◆嫌いな人が担当している、書類チェックの仕事をお願いされた
嫌いな人の担当している仕事
→ 懸命に働いてくれている沢山の方の給料に関わる仕事
◆嫌いな上司から仕事の指示を受けた
嫌いな上司からの命令
→ このサービスを求めている人のために、どうしても必要な作業
このように、『誰のために行っている仕事なのか』対象となる人へのイメージを強めて仕事をしています。
仕事って作業に価値を感じないと、ストレスになりやすいですよね。ましてやそれがストレスになる人が関わっていれば尚更です。ですからせめて仕事そのものの価値を再認識することで、ストレスを和らげようと思いこうした工夫をしています。
おわりに
HSPだけでなく、どんな人にも『苦手な人』はいるでしょう。今日お伝えしたことも何度も言いますが、個人的な見解の域を超えません。
しかしながら、HSPによくある傾向によってストレスを感じていることは事実です。また、その対処もHSPの特性を活かして、深く考えながら工夫してきました。
『自分もこんな人が嫌い』『これは自分はないかも』色々あってOKです。ですからあくまで比較対象として僕の話を聞いていただいて、『それなら自分はどうかな』と考えるきっかけになれたら、僕は嬉しく思います。
『自分にはこんな特徴があるよ』『自分はこう思う』などありましたら、ぜひコメントかTwitterアカウントにDMをください。お持ちしています。
【セットで読むと良いかも】
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