【体験談・書籍紹介】ライティングの仕事でお世話になった本4選


ライティングの仕事に活かした書籍を紹介

ライティングの仕事の調査資料として、書籍を活用した

僕はこれまで障害者支援サイトにおいて、主に自身の経験も踏まえた障害を持つ当事者のための記事をおよそ1年間、700記事以上書き続けてきました。

記事の内容は障害に関わることですから、自分が体験したことも書けます。しかし、それだけでは追いつかないのが事実です。さらには自分の視点だけでなく、多くの障害を持つ方の視点からも記事を書かなくてはなりませんでした。

そのために、あらゆるサイトを見ながら記事を書くこともしました。しかしそれだけでは言葉が浅いものになってしまう。そう考えた僕は、根本的な知識を身につけるために書籍を購入し読み続けることで記事に活かそうとしたことがあるのです。

そこで今日は、『ライティング業務の際にお世話になった、4つの本』を紹介します。
どれもこのブログとも深く関わりのある本なので、その意味も踏まえて紹介させてください。

【体験談】ライティング業務(障害者支援サイト)で活用した本4選

※画像はすべて、参考リンクのサイトから引用させていただいております。

①【ライティング】前田安正 著『マジ文章書けないんだけど』(大和書房)

『マジ文章書けないんだけど』(大和書房)

ライターとして企業に就職してまず購入したのがこの本です。
特に文章の構成助詞の活用法、句読点の使い分けなど、文章表現の上で基本的なことが
例文を挙げて分かりやすく紹介されています。

僕はそれまでどうしても文章が長くなるクセがありました。しかしこの本を読んだことで、
文章を簡潔にスマートにまとめるコツがつかめました。文字数も少なく、ギュウギュウに詰まった感もないので、今でも見直すときに読み返しています。

(ライティングの関連記事→ こちら

本の紹介ページ:マジ文章書けないんだけど - 株式会社 大和書房 生活実用書を中心に発行。新刊案内、書籍目録、連載エッセイ、読者の広場。

②【発達障害】福西勇夫・福西朱美 著『マンガでわかる 発達障害 特性&個性発見ガイド』(法研)

『マンガでわかる 発達障害 特性&個性発見ガイド』(法研)

発達障害についてマンガの事例も踏まえながら、分かりやすく説明されています。発達障害に関する書籍は、自身の特性を知るときにたくさんの本を読みました。その中でもこの本を挙げたのは、

・個々の生活環境や障害の受け止め方で、障害の現れ方も変わること

・欠点を補う方法に加えて、良さの見つけ方や活かし方も紹介されていること

・発達障害と診断されたときの受け止め方


このあたりについても紹介されていたことからです。

これまでに読んだ本のほとんどは、

・結局、何を言いたいのか分からない(→障害の伝え方には結びつかない)

・欠点についてのカバー方しか書かれていない

ものが多かったために、この本には大変助けられています。記事を書くときによく読んだので、今カバーがボロボロです。

本の紹介ページ:マンガでわかる 発達障害 特性&個性 発見ガイド | 法研の本

③【発達障害】福井 至・貝谷 久宣 著『今日から使える 認知行動療法』(ナツメ社)

『今日から使える 認知行動療法』(ナツメ社)

この本は厳密に言えば、発達障害の本…というわけではありません。

もちろん、発達障害にも該当する本なのですが、これは『認知行動療法』という思考や行動の偏りを改善する治療法についての本です。ですからうつ病や不安障害などの精神障害、性格的な指向で悩む方などにも効果的な方法になります。

発達障害は僕もそうですけれど、感覚のずれや思考の偏りなどが原因で、人との関わりに苦しみやすいです(僕の体験など関連記事はこちら)。

支援サイトの記事の中でこのような意識の問題や考え方について書いたとき、この本がとても役に立ちました。なお、認知行動療法について詳しく知りたい場合は、このサイトを見ていただくと分かりやすいかもしれません。

本の紹介ページ:今日から使える 認知行動療法 | ナツメ社

④【HSP】高橋 敦 著『敏感にもほどがある』(きこ書房)

『敏感にもほどがある』(きこ書房)
最後に「HSP」についての本です。
勤めていた支援サイトでは、障害ではないですが同じように特性に苦しみやすいものとして、HSPについても記事を書いていました。僕自身もHSP傾向が非常に強く、頷きながら読んだのを覚えています(体験談、関連記事はこちらをご覧ください)。

こちらの著者である高橋氏もHSPの当事者であり、それもあって共感できる部分が本当に多い本でした。HSPの本は今結構出てますけど、当事者が書いた本はあまり見ない印象があります。それもあってHSP関連の本はこの本1冊だけ持っています。

また、興味のある場合著者の方のブログがありますので、こちらからぜひアクセスしてみてください。HSPに関係なく、読み物としても面白いです。

本の紹介ページ:敏感にもほどがある | きこ書房

【Webライティング】調べたことを書くときの心がけ

最後に、これらの書籍やWebサイトなどで調べたことを記事にするとき、どんな点に注意しているかを紹介しますね。

①一度知識は飲み込んで、自分の見解を出す

簡単に言うと、「コピペ」はしないということです。

これは文章をそのままコピーするだけでなく、本に書かれた知識、他人の知識のまま「こんなこと書かれてました」ばりに文章にしまっては、言葉も浅いものになってしまいます。

結構読者の方、そういうところ気づくんです。読み慣れている方はそのあたりの感覚に優れています。だからこそ自分の言葉として表現できるまでに勉強して、自分の見解として反映させたものを文章化する。これを心がけてきました。

この人自分で理解して書いているなというのも、読者の方には見分ける目があると思っています。実際に読者の方が、そう言ってくれたこともありました。このときは、すごく嬉しかったです。

だからこそ真剣に向き合うために、今でもこの心がけをけてきています。

②引用するときは、該当する出版社のサイトを使用する

今回のように、参考リンク(引用)としてその本の出版社のサイトURLを掲載させていただいています。自分で得た情報ではなく本の情報ですから、あくまでも「引用」です。

どうして敢えて言っているかというと、本の紹介や販売ページって出版社のサイト以外にもいっぱいあるんです。通販ページやレビューサイトなど同じ本でも沢山、さまざまなサイトで紹介されているわけです。

そんな中でも僕は、この本と最も関わりのある出版社のサイトで紹介しているURLを掲載するようにしています。今回の記事のURLも同様で、画像にあってもそのサイトのURLから引用させていただいています。その方が記事の信頼性は高いと思いますし、何よりもその本への敬意としてそのような心がけをしています(信頼性?ってなった人はこの記事をご覧ください)。

おわりに

これからライティングをやってみたい人、発達障害やHSPの当事者の方、全部組み合わせて僕のように障害に関する記事を書いていきたい。そう考えている方。

少しでもそんな方のために有効な情報になれることを、僕は願っています。

ではまた。



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