【お願い】ADHD当事者の方、ホントの特徴や悩みを教えてください


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こんにちは。フリーライターの林谷です。
発達障害の一つ、『ASD(自閉症スペクトラム)』と繊細な気質を持つ『HSP』の両方を持っているそんな当事者になります。

…あれ?『ADHD』は?と感じた方、多いかもしれません。はい、僕はADHDの診断は受けていません。

これまでに本などで良く言われる、ADHDの特徴に近い思考や行動は感じた事があります(昔片付けが苦手だったとか、せっかちだったとか…)。しかし、傾向としてASDと比べると、弱いです。

では、なぜ今回敢えて『当事者でないこと』をテーマにしたのか。

それは僕の経験では得られない知識を、このブログを通じて教えてもらうことができたら、また見えてくることも違うのかな。そう思ったからです。

そこで今回は、僕が過去に勤めた障害者支援サイトの記事を書く際に学んだ

ADHDに関する知識

これをお伝えします。

『自分はこんな特徴で悩んでいるよ!』

『それは林谷、偏見ですよ』

『林谷は分かってないなあ』

『みんな知らないけど、ADHDってここも辛いんだよ』

そんなコメント、大歓迎します。もしそんな声が集まったら、記事を作ることも考えています。では、僕が学んだ『ADHD』について少しだけお付き合いください。

【調査内容1】ADHD(注意欠如・多動性障害)の特徴

ADHDは主に3つの特徴から構成された脳機能の障害である 

ADHD(注意欠如・多動性障害)は、先天的な脳機能の障害と考えられています。

主な特徴は3種類あり、

◆注意欠如

◆多動性

◆衝動性


この3つです。これにより

◇落ち着きがなく、一点にじっとしていることが苦手
(物理的なもの以外では、同じことを継続するのが苦手)

◇整理整頓や時間管理などが苦手

◇物忘れが多い

◇いくつもの作業を同時進行して行うことが苦手

◇注意の向け方に苦労しやすく、逸れやすい


これらの苦労を感じるケースが多いと考えられています。また、相手が『ADHDである』ことを知らない場合

やる気がない

落ち着きがない

など、これらのような誤解をされてしまうことがあるのです。

参考:ADHDについて | メディカルノート
参考文献: マンガでわかる 発達障害 特性&個性 発見ガイド | 法研の本

【調査内容2】ADHDが起きる原因

ADHDがなぜ起きるのかというと、脳内の神経伝達物質である『ドーパミン(ドパミン)』が、何らかの理由によって足りなくなってしまう。これが原因とされています。

そのためADHDの困難を解消するために、このドーパミンが含まれた薬物を服用することで
状態が緩和されるというケースもあります。

参考: ドパミン | e-ヘルスネット(厚生労働省)

ADHD特性を活かせる可能性や方法は?

ADHDは、上のような問題点ばかり注目されがちです。
しかしながら、ADHDだからこそ、他の人よりも活きる場面というものもあります。

◆エネルギッシュであり、社交性が高いケースがある
→営業職など

◆好きなものや興味のあるものに関しては集中できるケースがある
→IT系エンジニアなど

◆活動的であるからこそ、クリエイティブな発想につながるケースがある
→個人事業主、経営者など

権利関係でご案内できないのが申し訳ないのですが、僕は過去勤めていた企業サイトで上のようなテーマの記事を書いていました。

僕自身、ADHD当事者と関わった経験がない 

僕自身ASDを持っており、過去には「デイケア」や「就労移行支援事業所」など、障害を持つさまざまな当事者の方と接してきました。…が、『ADHDを持っています』と話す方とはまだ一度も接することができていません。

やっぱり体感していないと、どうしても言葉が薄くなってしまうんです。だからこそ、過去に記事として書いた際にはそのような『薄さ』を感じた事もありました。

ただ僕自身が当事者でないにしろ、『当事者ブログ』としてADHDも記事にしていきたい思いがあります。そのために大切なのは権威ある資料や情報では知り得ない、当事者自身の辛さや心情をもっと大切にしていきたい。そう考えているんです。

参考: 精神科デイ・ケア - 厚生労働省
参考:就労移行支援について - 厚生労働省

ASD・ADHD両方持つケースも、意外と多い印象がある 

このブログを立ち上げるにあたって、Twitterアカウントを作りました。

その中で当事者の方のアカウントにお邪魔して、色々な『』を目にする機会が増えました(支援サイトのライターの仕事をしていた時は、正直ここまではできませんでした)。

その中で良く目にするのが、「ADHD・ASDを両方持っています」という方です。これは僕の『個人的な印象』ではありますが、ADHDとASDって相反する部分もあると思っています。

常に異なるものを見ていたいADHD
常に同じものを見続けたいASD

こんなふうに、正反対の部分もあるのかな…というのが僕の持っている印象なのです。

そういった特性を両方抱えていてジレンマだったり、矛盾と分かっていても受け入れられなかったり…そんな苦しみを人知れず感じているのかな、と感じています。もしくは僕が全く想像していない悩みやスキルを感じている方もいるかもしれません。

僕もASDに加えて障害ではないですが、HSPの特徴も持っています。そこでも相反する部分があって、一方の弱みを消してくれるところ利点が2倍になるところ逆に悩みが倍増するところなんかもあるんですね(詳しくはこちら)。

このADHDとASDを両方持っている人の声って、支援サイトの記事のために調査していた時、あまりなかったかなという印象でした。そういった複数の障害を両立している方の声なども、僕がもっと知りたい部分です。

おわりに 

当事者ブログ』と称している以上、当事者でしか分からないことを伝えていきたい。そんな気持ちがあります。また、知っていることを教えるブログは多いですけど、『知らないから教えてください』という公開他力本願な記事をあまり見ません(当然か)。

でも記事を見ていて、『これはそうじゃない』『もっとこんなことがあるって知ってもらいたい!』って僕もいろんな記事を見ていて思うんです。

読者からすると、自分とは違う見解が広まってしまうことに不安や不満を持つときもあるんじゃないのかな…そう思ったんです。

だからこそ『聞く』ための記事があってもいいのかなと今回の記事にそんな思いを込めました。

あなたが知るホントの特徴、ホントの悩み。ぜひ、コメントやお問い合わせフォーム、こちらのTwitterアカウントにDMなどいただけますと幸いです。Facebookの関連グループなどにも投稿していますので、そちらにコメントいただいても嬉しいです。


林谷隆志『その痛み、受け入れよう。』
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【セットで読むと良いかも】


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