【HSP】根拠なき自信がない…自己肯定感の低さを補う為にした対策

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こんにちは。林谷です。
ここ最近、お世話になった就労移行支援施設で、講師として活動するなどをしていました。

その後しばらくありとあらゆることへの意欲がなくなってしまって、記事の更新が久々になりました。そんな時期がおよそ3週間くらいあったのですが、なんとか心身ともに回復してまいりましたので、こうしてお話しするまでに戻りました。

さて、今日は 僕が気質として持っている「HSP」と、自分のありのままを受け入れる「自己肯定感」についてのお話です。

HSP気質、過去の体験の影響もあり、自己肯定感がなかなか高まらない

この「自己肯定感」ですが、僕はかなり“低い”方になります。良い意味でそれがストイックな行動につながることもあるのですが、とかく心身への負担が大きくなりがちです。

今日はまずは「自己肯定感」について簡単に説明した後、僕の気質とのかかわりをお話ししていきましょう。

自己肯定感とは

「自己肯定感」について、一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会のホームページではこのように説明されています(ちなみに自己肯定感は、「セルフエスティーム」とも呼ばれるケースがあります)。

自己肯定感とは自己価値に関する感覚であり、自分が自分についてどう考え、どう感じているかによって決まる感覚です。「自分の存在そのものを認める」感覚であり、「ありのままの自分をかけがえのない存在として肯定的、好意的に受け止めることができる感覚」のことで、「自分が自分をどう思うか」という自己認識が自己肯定感を決定づけています。 
引用元:自己肯定感 とは| 一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会

このように、自分の良いと思う部分も悪いと思う部分も含めて、「ありのまま」を受け入れることができる感覚を「自己肯定感」と定義づけられています。

過去のいじめ体験の影響で、自己肯定感が低い

僕はこの「ありのまま」を受け入れられないまま、今に至っています。

どうしても自分の足りない部分を見てしまうというか、至らない部分をどう埋めていくかということにどうしても意識が向いてしまうのです。

これは僕が、過去に幼稚園や小中学校でいじめを受けた経験があり、「その理由が分からないまま否定された」経験を持っていることも大きな原因の一つです。何かあるから嫌われる、僕がダメな人間だから嫌われる…とどこかで根拠づけをしてしまうんですね。

そんなことを「挽回」しようと、なんとか頑張って認められようとして、疲れ果てることも良くありました。例えていうなら借りてもいない「借金」を返さなきゃ、そんな追い込まれ方です。

実際にはいじめた理由なんてない。きっとそうでしょう。

そうして「いじめられたことの原因はない」と頭で分かっていても、「自分自身をどこかで許せていない」感覚は、まだ、あります。

今は妻のお陰で、わざと自分を責める・攻撃するなど、過去を意識することも緩和されました。とはいえ「攻撃しなくなった」だけで、まだありのままを受け入れられるかというと、そうではないのが現実です。

HSP気質により、感情のみで飛躍するケースが少ない

無条件で持つ、根拠なき自信を持てない

また、僕は繊細でかつ情報収集量が多いとされる「HSP」の気質を持っています(僕の持つHSP気質についてはこちらの記事をご覧ください)。

よく、良い意味で「根拠なき自信」を持っている方の話をよく聞きます。「よし、自分はやれる!」と要素無しでも自信を持てることで社会的に成功を収めているケースもあって、そうした自信を持つことが成功の秘訣だという考えもありますよね。

でも、僕はこの「根拠なき自信」持てないんです。持てればもっと飛躍的に成長することができるのに…と思うこともありますが、なかなか改善できないのが正直なところです。

参考:「根拠のない自信」とは? 無条件で自分を信じる人間が強いワケ - STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア

物事を客観視し過ぎて、主観がおろそかになってしまう

これはHSP気質のみに限らないこと…という前提でお話ししますが、やはり物事を客観的に見過ぎてしまって、自分自身を置いてけぼりにしてでも周囲の状況を踏まえようとしてしまうところがあるのです。

もう少し詳しく解説すると、何の条件もなしに「自分はやれる」と思えないのです。僕にとって「根拠なき自信」は何も勉強をしないで大学のセンター試験を受けに行くような感覚であり、もしくは何のトレーニングもしないでプロレスの試合に出るような感覚があります。

あくまでこれらは例えですが、それくらい、「不足している感」が強いのです。

そのため「これをやったから」「こうした準備をしたから」「これだけの数値や結果が出ているから」など、あらゆる要素を作って固めようとしてしまうことがあります。どうしてもこれは他者次第で変動するものなので、これだけでは自信を保つことは難しいです。


根拠なき自信の代わりとなる、自信を「埋める」工夫をしている

もちろん、ありのままの自分を受け入れ、無条件で自信を持てることが一番の方法かもしれません。

しかしなかなか気質やこれまでの経験上、そうした強いメンタルを持つことは時間がかかると思っています。しかしこうした状況の中でも、活きて(生きて)いかなければなりません。

僕の場合で言えば、こうしたライターやアーティスト活動などで成功するために、ある程度の自信を身につけないといけません。それは表現などにあらわれて、相手にも伝わってしまっては悪影響にもなりかねないからです。成長のチャンスも見つけにくいことでしょう。

ですから「ありのままの自分を受け入れた自信」の代わりになる「自信を持つための工夫」をしています。今日は、そのうちの3つを紹介します。

HSPの僕が行う、根拠なき自信をカバーする3つの対策

①「最低限」をポイントに、行うべきことを継続する

1つ目は、「『最低限』をポイントに、行うべきことを継続する」ことです。

ベストなのはもちろん、毎日MAX、最大限のパフォーマンスができることです。しかしなかなか実際には、うまくいかないこともあります。場合によってはうまくできないことの方が多いかもしれません。

僕の場合、記事を書いていても収益にはまだ届いていない(公開時現在)わけですし、アート活動もまだまだ成長が必要です。自身の期待通りの結果や状況を得られている…とは言えないのが現実です。

このようないまいち結果が出ないときや、状況が変化しないようなときでも、「最低限」の作業を行い続けるようにすることで、自信を失いにくくする工夫をしているのです。

今の僕で言うと、毎日少なくとも

○サーチコンソールやグーグルアナリティクスなどをチェックし、ブログのPV数や検索表示数、インデックスされている(グーグルに検索表示される)記事数などを確認する

アートショップの作品を制作し、最低1作はUPする。SNSにて公開作品をシェアする

この2項目は必ず行っています。最近は記事を書かない日も増えましたが、この作業は毎日行っています。

これを行うことで飛躍的に自信が身につくという実感はありません。しかし大きく落ち込まないための「土台」になっていると感じています。

もし普段の仕事の中で「これだけは必ずやる」というようなルーティンワークや約束事などがありましたら、「それだけはどんなときでも続けよう」そう思うことで、自信の土台となるかもしれません。

②自信を持つ要素を増やすための行動をする

2つ目は「自信を持つ要素を増やすための行動をする」ことです。

無条件での自信が持てないなら、少しでも自信が持てる要素や条件を得るために取り組むしかないと感じています。良い意味での「これがあるのだから少しくらい前向きに考えてもいいだろう」と思えるような「言い訳」です。

僕の場合このような結果を得るために作品をコンクールに出したり、イベントや活動にはできる限り参加するなど「(自信を得るための)条件を得るチャンス」は増やしておこうと考えているのです。

それにより必ずしも結果が出る、とは限りません。ただ僕の場合結果の為に行動しているだけでも幾分か、自己不信は緩和されます。

③敢えて、ネガティブになる人や環境に目を向けるのを控える

3つ目は「敢えて、ネガティブになる人や環境に目を向けるのを控える」ことです。

僕自身、HSP気質が強いからか「危険を察知しやすい特性」を持っています。そのため実際にはそれほど危険なことでなかったとしても、最大限の警戒をしてしまいがちです。まさに「石橋を叩いて壊しては、嘆く」タイプかもしれません。

こうした「警戒対象」をキャッチしやすいですし、それにより気持ちはどんどん「守り」になります。さらにはネガティブな感情を受けやすくもなるでしょう。

これでは自信を持つためのエネルギーの分まで「どうしたらリスクや不安を取り除けるか」という注意にエネルギーが向いてしまいます。その間は、成長の為などに進むことを止めて、身の回りに意識が向いてしまうのです。僕の場合その結果、ただの取り越し苦労で疲れただけ…というケースが良くあります。

この状態で前に進む「自信」につながることは難しい、というのが僕の感覚です。

こういったリスクが生じやすい場に出向いて見つけてしまっては、スルーすることが難しいと感じています。

だからこそ初めから、そういった「ネガティブになるような人や環境に直面する機会を減らす」工夫をすることで、少しでも前に進むことに力を注げるようにしているのです。

ネガティブになるようなニュースを見ない、自分に合わないような場所に行かないなど、具体的にはそのような「能動的に直面する機会を減らす」といった形です。

おわりに

いかがでしたか。
本来は、今回のような細かなことをしなくても、無条件に自信を持てるのがベストです。ただ、あらゆる情報を踏まえすぎる気質があることで、気持ち一つでポジティブスイッチを押せないのが、(少なくとも僕の持つ)HSP気質だと思っています。

だからこそ、HSPの僕なりの方法で、前に進めるようにこのような工夫をしています。
同じように自分に自信を持つことがうまくできない、という方に少しでもきっかけとなりましたら幸いです。


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