仕事としてアートと向き合う上での「プロ意識」について模索中
第一に、ここまでこれたことへの感謝しかありません
お久しぶりです。林谷です。
今年4月にパラアーティストという職業に就いてから、早半年が過ぎました。
立ち上げ事業の最初のメンバーということもあり、手探りで良い方法を探しながら、今少しずつ体制ができていると感じています。
これは社員の方の努力に他なりません。こうして働き続けられていることに感謝しています。
パラアーティストとしての意識、仕事としての心がけを大切にしている
仕事をしていく上でパフォーマンスを上げることは、どんなジャンルでも大切なことです。僕はこれまでの仕事でも、特にうつから復帰した以降の仕事において、常に成長を意識して取り組んできました(職歴にあってはこちらの記事をご覧ください)。
今回の仕事でも同様に、求められる意識や心がけは何なのか。プロとして意識していくべきことは何なのかについて考えながら、日々仕事に臨んでいるのです。
今日は、そのうち現時点で僕が考えている3つの意識・心がけについてお話ししたいと思います。
参考:【体験談】発達障害・HSP当事者 林谷 隆志さん | 就労支援 manaby マナビー
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【プロ意識への模索】パラアーティストとして意識している3つの意識、心がけ
①仕事上の正解がなく、自身で作る必要がある
1つ目は、「仕事上の正解がなく、自身で作る必要がある」ことです。例えばこれまで僕の経験した仕事で説明しますと、事務の仕事。
最初は書類チェックの仕事が時間内に10件しか処理できなかった、ミスも3つあった。
こんな状況を改善するために努力して、同じ時間内に50件できるようになり、目立ったミスもなくなった。
この改善のためにした努力は、"正解"だと思うんです。事実、上司からも承認を受けるわけですし。
これが今の"アート"の仕事には、"努力の正解"がはっきりしていません。与えられた時間内にどんな制作スタイルをとっても社会人としてこれはダメ、ということでなければ、原則OKなわけです。
楽なように感じるかもしれませんが、「何でもOK」というのは想像以上に難しいことです。
自分が行っていることは"努力"にあたらないかも知れない。という不安を僕は常に感じては、自問自答を繰り返しています。自分の業務に対して「正解かどうかを確かめる」手段がない分、努力の仕方に悩むことは多いです。
ずっとPCとにらめっこしていればパフォーマンスが上がるとも限らないし、働き方は自分で決めて行かなければなりません。
そんな正解がない中でも、企業から給与を得る以上、主体的に"正解と思えるもの"を提示していかなくてはならない。
そんな意識の中で、今僕は制作に取り組んでいます。
②成果を出しやすい生活リズムを考える
2つ目は、「成果を出しやすい生活リズムを考える」ことです。プロとして意識を高めていく上で、自身の管理に関しての意識もまた、強まりました。
やはり『成果』あっての仕事という点は、これまで経験してきたどの仕事よりも強いと思っています。
やはり『成果』あっての仕事という点は、これまで経験してきたどの仕事よりも強いと思っています。
どうすれば、作品を生み出しやすい形になるか。それを意識した生活を心がけています。
僕のアート制作は、呼吸に近い形で行われます。ですから生活に制作を浸透させられるよう、肩の力を極力抜く必要がある。そうしたスタイルを理解しているわけです。
だからこそ、力まないように勤務時間中もできる限りリラックスする状態をキープさせています。もちろん、心を安定させることも意識の一つとして含んでいます。
PCを見ても何も浮かばなければ一旦距離を置きますし、パフォーマンスを上げるために脳を活性化させる周波数の音を聴き込むなども取り入れているのです。
こうして制作のパフォーマンスを高めるために、成果を出し続けるために日頃の生活にも工夫をするようにしているのです。
③職場のルールと自分のスタイルをすり合わせる
3つ目は、「職場のルールと自分のスタイルをすり合わせる」ことです。作品のイメージが、都合良く勤務時間内に生まれて時間内に作り終える。
これができれば理想的で、最も問題がありません。しかしなかなか、イメージが思い通りに生まれて描けることは今でも難しいです。自由な状態だからこそ、アートは生まれやすいと僕は思っています。
かといって自由ばかりに重きを置いて、夜中まで延々と描いていては企業も管理しきれないでしょう(夜中も対応するなど、企業に関わる方の何らかの自由が奪われると思います)。
ですから、企業から予め与えられたルール通りに行うことが無理と分かっていても、勤務ルールと自分のスタイルをすり合わせて、バランスをとる工夫が必要だと思っています。
自分のスタイルのどこを大切にするべきか。
ルールの中で優先して守るべきことは何か。
この2つを天秤にかけつつ、お互い困るケースが少なくなる形を想像しながら制作という仕事に取り組んでいます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。パラアーティストという仕事は、これからまだまだ未開の世界だと感じています。
だからこそ、自分で積み上げていく働き方が将来的に良い影響として活かされるようなスタイルを意識しながら、日々努力していきたいと思います。
アートの仕事をしてみたい。
そう感じている方の参考になりましたら幸いです。
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