【4つ】そもそも大人の発達障害にとって、ブログを書くメリットは?

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そもそも、ブログを書くメリットって何よ?…と考えた

こんにちは。林谷です。
発達障害の一つ、ASD(自閉症スペクトラム)を持っています。

そういえば、そもそも発達障害を持ち、しかも既に成人している人にとって『ブログを書くこと』ってどんなメリットがあるのかな、と改めて考えてみました。僕自身、10年近い期間色々なブログを運営してきました(詳しくはこちらの記事を参考にしてください)。

そうしてブログ運営を続け、自分の考えや価値観を『伝える言葉』として記事化を続けてきました。その中でどんなメリットがあったかなと考えた時、4つ浮かび上がりました。

大人の発達障害にとっての『ブログを書く』4つのメリット

①相手を踏まえた言葉を意識するようになる

1つ目は、『相手を踏まえた言葉を意識するようになる』ことです。

発達障害を持っていると、どうしても自分の価値観にとらわれやすいことがあります。これはそもそも自分と違う価値観を共有することが苦手であったり、他者と関わったりする経験が少ないなどが原因として挙げられるでしょう。

僕もまた、こうしたインターネット上での関わりがなければ、人との関わりはほとんどなかったかもしれません。

ブログを通じ『読む人がいる』ことを想定して言葉を発することで、『相手に分かるようには・沢山の人に読んでもらうにはどうしたらいいだろう?』と考えるきっかけができます。そうして僕はブログで、相手の存在を想像しながら言葉を発するスキルを高められたと感じています。


②自分自身を俯瞰して見られるようになる

2つ目は、『自分自身を俯瞰(ふかん)して見られるようになる』ことです。

僕は今もこうして記事を書いていますが、ブログとして公開されると既に『発する側』でなくて『読む側』なんですね。要は『自分の言葉をブログで客観視している』状態です。

これもまた、自分の価値観や考え方にとらわれないための、他者と関わるために必要なトレーニングになったのかなと考えています。そうして自分自身を俯瞰して、他者の目として自信を見られるようになることも、ブログを書く魅力の一つです。

③そのまま文章力としてトレーニングすることにもつながりやすい

3つ目は、『そのまま文章力としてトレーニングすることにもつながりやすい』ことです。

これは比較的想像しやすいのではないでしょうか。ブログを書き続ければ、それだけ沢山文章を書くことになります。多くの人が興味を持つブログにできたら、文章力も身についていることでしょう。

ただし注意してもらいたいのは、ブログ運営で身につくのは『自分の言葉を文章化する力』であることです。このままでは、Webライティングの力としては不十分であることを覚えておきましょう。

僕はWebライターとして仕事をしたとき、企業から『相手のニーズに合わせた器用な書き方がライターには必要だ』と聞きました。Webライターを仕事として続けるにはさらに、『相手(クライアントや読み手)の言葉を文章化する力』も求められることもあります。ですからライターになるにはもう一段階スキルアップが必要になるかもしれない、と言うことを覚えておいてください。

④行動記録につながる

4つ目は『行動記録につながる』ことです。

自分がどんな取組みをしてきたか、どんな課題が合ってどうクリアしてきたか、またはどんなことを考えていたか…など、その当時の自分の行動や考えを記録できる『行動記録』代わりになります。

もちろんブログは第三者が見るものですから、他者を不快にさせるものまでは書けませんが、それでも自分の行動を記録できる点は大きいでしょう。

備忘録としてはもちろん、自己の再確認にも活用できます。さらに時間が経って、過去のブログを見た時に成長を感じられることも大きなメリットです。

また、同じ悩みを持つ他の方が読んだ時に解決につながる、という可能性も出てくる点など沢山メリットが生まれる可能性が出てくるかもしれません。

大人の発達障害を持つ人がブログを書くデメリットはあるの?

デメリットとして僕が感じているのは2つです。

①自分が望んでいない反応をされることがある

デメリットとして1つ目は、『自分が望んでいない反応をされることがある』ことです。

あくまで僕の経験ですが、自分の体験談を記事に書いたら、次の日職場の人が僕の記事の通りにしていたら…気持ち悪いですよね。実際のところどれくらいの影響があったかは分かりませんが、少なくとも『気持ち悪さ』を感じたのが記憶に新しいです。

僕の予想ですが、過去の職場では相当数僕のブログを読んでくれていた方がいたのかなと思っています。

直接話してもいないことで、かつブログを読んだ内容で『それ前に言ってましたよね?』とか言われたり。『そういうことじゃないんだよな…』という、ブログによって自分が望んでいない反応を受けることもあるということを覚えておく必要があるでしょう。

もっと分かりやすい反応だと批判されたりとか、生意気だと言われたりとか。そういった方との向き合い方も身につける必要が出てくるかもしれません。

②継続させる必要がある

デメリット2つ目は『継続させる必要がある』ことです。

これは分かりやすいですよね。自分が思ったように文章が書けない、記事をアップしているのに誰も見に来てくれない…となると、継続しようと思いにくいです。ブログを続けるには、こういう状態でも継続できるかが大切です。SNSでシェアするなど、自分なりにモチベーションを維持する工夫が必要になるでしょう。

詳しくはこちら『【ライティング】ブログが続かない人のための処方箋4つ』をチェックして、継続のコツを知っておくことをお勧めします。

おわりに

いかがでしたか。

デメリットで大きいのは、やはり『継続』だと思います。『反応』の件は特殊なパターンですので、良い反応だけではないよ、という認識だけでも良いかもしれません。これは僕だけかもしれませんが、書く癖がついたことで、自分の意志を言葉にするスキルもついてきました(自分だけの可能性があるので、メリットに入れませんでした)。

そうした自分だけ得る事ができるメリットも、必ずあると思います。もし少しでも『やってみようかな』と思ったら、ぜひブログを始めてみませんか。




ライティング(ブログも含む)に関する記事はこちら → 『ジャンル:ライティング

発達障害に関する記事はこちら → 『ジャンル:発達障害

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