【テレワーク】メールやチャットのコミュニケーションで注意したこと

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1年間、テレワークでライターの仕事をしました

こんにちは。林谷です。
2021年に入って厄払いをした後、色々な転機が来ていて、とても驚いている今日このごろです。

さて、今回は先日こちらの記事「発達障害、HSP当事者講話②テレワーク・在宅勤務体験で感じた事」で少し触れました、『テレワークにおける、仕事相手とのコミュニケーション』についてお話ししたいと思います。

今回はライティングとは直接関係が薄いかもしれませんが、ライティングの仕事をするうえでもとても重要なことなので、ぜひこのまま最後までお付き合いください。

ライティング業務にて1年のテレワーク経験あり

僕自身1年間、企業の雇用を受け障害を持つ方を支援するサイトにて、自身の体験を主とした記事を700件以上書いてきました。

自分の思ったことをただ書く…のではなく、企業から雇用を受けて記事を書くわけですから、当然企業側の要望を汲んだものを作成することが必要になります。

そんな中で必要になってきたのが、メールやチャットなどをメインとする「テレワーク上のコミュニケーション」なわけです。

テレワークでの姿が見えないやり取りによって、さまざまな不安を持った

メリットも多いが、「姿が見えない」という条件は想像以上に仕事を進めにくいもの

僕はもともと持っているHSP気質の影響で周囲からの環境を受けやすく、体調を崩しやすいことなどを原因に、テレワークの仕事を探していました。そうして就職できた仕事環境は、とてもリラックスできると感じたものです。

それまでどれだけ外的要因から不調の要素があったんだ、と気づかされるくらい、テレワークによってストレスにおける負担が少なくなったと感じました。

しかしその反面、相手や周りの姿が見えないことで、苦労することが多いことにも気づいたのです。

これまで普段オフィスワークにて、どれだけ周りの動きを見ながら自分が動いていたのかを痛感するほど、初めは何も見えない中でどう動いたらいいか、とても迷う部分が多くありました。

こちらの記事でもお話しましたが、この「互いの姿が見えない」というのは、テレワークを行う上でクリアしなければいけない、最も大きな課題と言えるのではないでしょうか。

そこで、そのような「互いが見えない」という課題に対して、コミュニケーションでどのような工夫をしてきたか、今回は僕が行ったことを“3つ”お話ししたいと思います。



参考:テレワークの問題点って何?結構重要な問題点とその解決策 | TocaLot
参考: HSPとは | HSP診断テスト

【テレワーク】メールやチャットのコミュニケーションで注意したこと

ポイント1 どう受け取っているかを伝える

1つ目は、『どう受け取っているかも伝える』ことです。

コミュニケーションのノウハウ…というと、ついどう自分の意思を伝えるかのみ=発信の方法に注視しがち…かもしれません。

それももちろん大切な要素なのですが、特にテレワークでは相手の言葉に対してどう感じたか=受信についてを伝えることも大切と感じたのです。

オフィスワークで表情やその後の動きが見えれば、受け取り方を伝える頻度は少ないでしょう(必要な場合もあります)。

しかしテレワークは、メールやチャットに表示された言葉でしか相手に関する情報を掴むことが難しいです。何もしなければ憶測によって判断することが多くなり、不安が大きくなることもあります。

そうした環境を体験してこれまで、オフィスワークで周りの動きや表情など「必要な情報」も沢山入っていたんだなと体感しました。

そのような動きに応じて判断することもできなかったので、普段の言葉のやり取りをより現状を正確に伝える情報として伝えることを意識したのです。

自分の周囲について、相手に『実況中継』する感じで

具体的には、自分自身の動きを実況中継するような感覚で相手に伝えるようにしました。

もっと分かりやすく言えば、今目の前には何と何があって…などでしょうか。

身近な例だと、テレビ番組のスポンサー紹介は「”ご覧の”スポンサーの提供で…」と話して企業名は画面に表示されますよね。

でも、音声だけのラジオ番組で同じことをしたら「”ご覧”も何も見えないよ!」となります。よって1社ずつ読み上げていますよね。

これは僕の感覚ですが、テレワークの感覚って、この「ラジオ」に近いのではと考えています。

ポイント2 事務的になりやすいので、感情も交える

2つ目は、『事務的になりやすいので、言葉の中に感情も交える』ことです。

メールやチャットですと、どうしても日常会話などはなく、事務的な連絡や報告に絞られます。

そのためテレビ通話でさえも事務的なコミュニケーションになりやすく、相手が何を考えているのか見えずに不安になることがありました(僕の場合、仕事していた相手が感情表現のない方だった、という要因もあります)。

この「言葉が冷淡に見えやすい」ことは、テレワークのやり取りの一般的な問題として、動画や関連サイトなどでも話題になっていました。

余談ですがネット上の誹謗中傷が目立っているのも、文字のみのために冷淡に見えやすく、余計に傷付きやすいのかも知れません。

話を戻すと、あまり感情をむき出しにするのも対面でのコミュニケーション同様良くありませんが、全くないのも誤解を生みやすいです。

やはり感情が見えないと、相手がどう感じているのかを憶測で埋める労力が増えます。やり取りがポーカーフェイスだと、お互い意思を確認するのに労力を使います。

これらを防ぐために、僕はやり取りの中に

○感謝

○嬉しい

○悲しい、辛い

○困る

などの言葉を少しですが、やり取りに交えました。お互い了解していれば、顔文字なども使いたかったですね。

これはふだんあまり感情を表に出すことが苦手な方や、意思を明確な言葉にすることが苦手という方にとっては辛いかも知れません。

ただ事務的な連絡のみだと、対面でのコミュニケーションより冷たく感じさせやすいことを覚えておいた方がよいと思います。

ですので、感謝と困りごとあたりを明確な言葉にするだけでも違うのでは、と考えています。

ポイント3 解釈合わせをこまめに行う

3つ目。『解釈合わせをこまめに行う』ことです。

互いの姿が見えていると、勘違いしている際は相手の表情や反応で「あれ、違ったかな?」と気付きやすいです。

しかしテレワークのやり取りでは、この”姿”が見えないため、憶測でどんな見解なのか埋めようとする必要がありました。

ただそれにも限界があり、誤解や両者の間に温度差が生じてしまうこともあったのです。その日の夜は「向こうはどう考えているんだろう…?」と悩んだものです。

これを防ぐために、お互いの解釈を言葉などの「形」に変えて合わせてみる工夫をしました。

相手に、どういう意味ですか?と聞くのは時に失礼な態度と受け取られてしまうため、こちらから「今の○○(相手の言葉)は□□という解釈で合っていますか?」と伝えるようにしていました。

こちら側から”パズルのピース”を提示する感覚です。

こうすることで、相手に意思の「形」が見えやすくなり、解釈のズレを起こしにくくしようと考えました。

おわりに

いかがでしたか。

コロナ禍の影響もあって、テレワークの普及が加速しました。

しかしながらそのスピードに追い付くことがなかなかできず、戸惑ってしまっている方。

またはこれからテレワークの仕事を希望している方で、仕事を続けられるかどうか不安に感じている方。

テレワークにおいても、様々な不安がありますよね。今回の話で、その不安を1ミリでも解消に繋がるよう、サポートになりましたら幸いです。




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