【HSP体験談】罪悪感を解消する為にイメージしている思考のヒント

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HSP当事者の体験談をお話しします

HSP気質の影響で、ものすごく疲れます

こんにちは、林谷です。

かなり気質強めのHSPです(HSPについては下記の参考リンクか、こちらの記事をご覧ください)。

HSP気質が強い(と認識している)方は、何かと人より繊細な気質かつ感受性豊かなことで、疲れたり苦しんだりすることが多いのではないでしょうか。

僕も例に漏れず、そうした疲れを多く感じています。

HSPならではの感受性の強さ、思考の深さによって苦労してきた

そんな僕もまた人より気づく部分が多かったり、広かったり深かったりして、これまでに職場などで「ひとり勝手に疲れている」ということが度々ありました。「ガラスの貴公子」なんて、過去の職場で笑われたこともあったほどです。

HSPは共感性が高く、物事を客観視することが得意なことが多いでしょう。しかし、それゆえに「そこまで気を遣わなくても」と思われるほど、他人に対して気を揉んでしまうことがあります。

そうした「”気”の消費量の多さ」によって結果的にくたびれる機会が増え、外から見た「ガラス=ひ弱なイメージ」に繋がっていたのではないでしょうか。

HSPは客観視が得意な反面、自身に罪悪感を持ちやすいことがあった

常にどこか申し訳ない、漠然とした罪悪感に悩んできた

その原因の一つが、今回お話します「罪悪感」です。

どうして自分は、そうした配慮が出来なかったんだ?

どうしていま、そんな言葉が言えなかったんだ?

などなど、僕も一挙一動のたび“反省会議”ということがあります。いつの間にか(自分の繊細基準でもって)他人をどう不快にさせないかということに終始してしまうのです。


これはHSP気質から物事を客観視し過ぎるあまり他者優先・他人軸の考えが強く、自分を疎かにしてしまうところから来ているのではと考えています。簡単に言うと、他人の不幸が自分の不幸。自分の幸せは他人の幸せという状態です。

相手の思いを意識し過ぎてしまい共に不快にならないために、相手の思いを予想することに追われることがあります。そうしてまた、人よりくたびれてしまうのです。

罪悪感が「自制」と称した「自分への攻撃」になり始めたら危険

これが進行すると、罪悪感によってここで表すのも控えるくらいのひどい言葉を自分にぶつけることがあります。

僕の中ではそれを「自分への戒め」「自制」的な考えで言うわけですが、これが精神的負担にしかならないということが多々ありました。

この罪悪感によって、自分を日々いじめ続けるなんてことも日常的でした。

今日は、この罪悪感をうまくコントロールし、精神的負担を和らげるために僕が意識していることをお伝えします。

【HSP体験談】罪悪感を解消するためにイメージしている思考法

「自分が嫌なことを人にするな」の反対の考え方

これまでよく「自分が嫌なことを人に言うな」「自分がされたくないことを人にするな」など、自分の感覚を軸に他者への配慮を考えるよう教えられました。幼稚園や学校などで、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

この考えは相手を思う方法として、もっとも分かりやすく、もっとも高確率で思いやれる点があるでしょう。

ただ、HSPの場合はまさにこの反対が当てはまるのではないでしょうか。

自分の罪悪感や他人への配慮が強すぎるあまり、「自制」と称して「他人には絶対に言わないひどいこと」を自分に言ったりしているかも知れません。僕もそうです。自分自身に向けているので、他者に向けているのと異なり刺激的な場面を見なくてよく、ついどんどん進んでしまいがちでした。

そのひどい言葉が自分へのダメージと気付いた時に、僕は一度うつ病になりました(詳しくはこちら

【結論】他者に向けないことは自分にも向けない

結論、他人には絶対に言わないこと・しないことに関しては、自分にも向けないことが大切なのではないでしょうか。

僕はそう意識することで、精神的負担が緩和されています。

具体的には、もう一人の自分を目の前に置いた状況をイメージする

分かりやすいイメージ方法は、ちょっと刺激的ですが「もう一人の自分を目の前に置き、ひどい仕打ちをしている自分をイメージする」ことです。要はひどいことを言っている自分自身を客観視する感じです。

自分がどれだけひどいことをしているか、「他人に向けている状態」を思い浮かべるのです。「絶対にそれは他人には言わないよね」というようなことを言っている…ということを認識させるためのイメージです。

辛いですが、反対に辛さを感じたらその言葉は自分にかけるべきものではない、ということになります。また、そのような言葉を自分に向けていて他者に良いことがあったかというと、僕はありません。他者から見ると常に突き詰めた感じというか、緊張感を与えてしまっていたと思います。

僕は共感性が高すぎて、周囲に溶け込み過ぎてなくなってしまうんですね。そうしてつい、自分も一人の人間であることを忘れてしまうことがあります。

こうなると精神的状態が悪化しやすいので、日々少しでも「漠然とした罪悪感」を感じたら、この考えを思い出すようにしています。

おわりに

いかがでしたか。

僕は過去に、相手を意識し過ぎること自体にも罪悪感を持ち、さらには自己否定になることもありました。

そんなときに今日お話しした「自分もまた、ひとりの人間」という考えに戻ります。

HSPの気質ゆえに辛いことが多いですが、うまく付き合って豊かな感性として、本当に意味で周囲を豊かにできること。

あなたにも僕も、その感覚を身につけていくなどして、少しでも生きづらさを緩和できると良いですね。

そのために一緒に頑張る…いや歩いていきましょうね。


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